サンプロで使う塗り壁は、「割れる」「汚れる」「高い」という塗り壁の代表的な欠点を無くしました。
その塗り壁材を「フィニッシュコート」といいます。
「フィニッシュコート」は、アメリカからの輸入材で、アメリカでは30年以上の歴史があり、別に新しい 材料ではありません。30年以上塗り替えなしのものも多く、色や模様を変えたいときは、重ね塗りができます。
その特徴は、
- 完全防水なのにムレない(通気性がある)
- ひび割れしない
という、魔法の塗り壁なんです。
また、材料自体はむしろ高価なものですが、その工法が「高い」という弱点をも克服します。
「フィニッシュコート」は、「ナノ単位」の粒子からなる素材(「ナノ」は100万分の1)。
そのナノ単位の粒子の集まりは、雨や風は完全にシャットアウトしますが、さらに粒子の小さい水蒸気だけは通過させます。
そして、細かい粒子の集まりだけに、下地の揺れ・変形に、割れることが少ないのです。
(目に見えない世界ですから、普段は実験器具を使って説明しています。論より証拠!)
湿度が高い上に温度差が大きいと発生する結露には、ほとんどの日本の家が悩まされています。これは、カビやダニが繁殖しやすい環境を作り、人間にとって不健康な住環境にするのと同時に、建物の寿命を縮めます。
どんなに立派な耐震構造も、柱が腐っていたら意味無いですよね。
また、「ひび割れ」と同様、塗り壁の欠点は、「汚れやすい」ということでしたね。
車で街を走ると目に入る塗り壁の家で何年か経っているものは、例外なく黒っぽくなったり、雨の垂れた跡が汚れになって、台無しになってませんか。
「フィニッシュコート」には、「酸化チタン」という物質が含まれています。
酸化チタンとは・・・
「光触媒」効果を持ち、太陽の光(紫外線)を使って汚れを分解し、雨で洗い流してしまうんです。
そのうえ、もし汚れても水をかけてブラシでこすれば、ボロボロとくずれることもなく、きれいになります。
さて、通気性、割れにくい、汚れにくいという特徴の説明をしてきましたが、なぜ「非常に割高である」という弱点を解消出来るかは、その施工方法に理由があります。
建築に限らず、一番高いコストは日本人の人件費です。
様々なものが、製造拠点を海外に移し、安い人件費で製造コストを下げる努力をしています。しかし、住宅を作るには、どうしても現地での工事が必要になるため、住宅の価格の多くの部分を職人さんの人件費が占めています。
通常、塗り壁は割れの防止や、厚みを確保するためなどの理由から「塗って乾かして」の作業を3回から4回繰り返します。
材料もさることながら、壁はかなりの面積がありますから、その工賃が塗り壁を高いものにさせています。
でも、下地の調整や割れ防止を考えると、通常の塗り壁材料では、そうせざるを得ないのです。
それに対し「フィニッシュコート」は、外壁では下塗りと仕上げの2回です。
材料が若干高くても、作業代を含めると、トータルでは安くなるのです。
その高い性能は、ディズニーランドなどでも評価され導入されているほどです。
お好みにより各種外装材に変更も可能ですが、ハウスメーカーのような「レンガ風」とか「天然木“風”」など偽物の外壁材、つまり窯業系サイディングなどのご使用はお断りさせていただきます。
なぜなら、そのような素材を使用することは、お客様にとって何のメリットも無く、あるのはデメリットばかりです。新築後数年で塗装の塗替えやサイディングの継ぎ目の防水処理をするコーキングなどが痛んでしまい取替えが必要になるなど、後に莫大なメンテナンス費用が掛かる素材は使用したくないのです。
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