COLUMNコラム

2020.04.26

注文住宅の耐震等級について解説!塩尻市在住の方へ!

塩尻市で新築の注文住宅を検討されている方がいらっしゃいませんか?
新築を建てる際、耐震構造になっているかを判断する指標として耐震等級というものが存在します。
耐震等級と言われても、何を基準にしているかわからないですよね。
そこで、今回はそんな耐震等級について解説します。

 

□耐震等級とは何なのか?

 

耐震等級とは建物の強さや強度を品確法によって定めた指標のことです。
品確法とは建物の品質が確保されているかを確認するために作られた法律です。
耐震等級という制度は1995年の阪神淡路大震災の教訓から作られたものなので、確認する項目が非常に細かく設定されています。
そのため、耐震等級が高くなるほど、地震に強い建物だと言えるでしょう。

耐震階級は3段階に設定されています。
耐震等級1の家は数百年に一度の地震力では倒壊せず、数十年に1度の地震力でも損傷しません。
家を建てる上で耐震等級1がベースとなるため、ほとんどの家はこの基準を満たしているでしょう。
地震力とは、地震が建物に与える力のことです。
この数百年に一度の地震力は阪神淡路大震災と同程度の力と考えるとわかりやすいでしょう。
耐震等級2は耐震等級1で想定されている地震の1.25倍の規模でも倒壊しないと定められています。
耐震等級3の建物は耐震等級1よりも1.5倍の規模の地震が起きても倒壊しません。
現在は、この耐震等級3が最高等級になっています。

 

□耐震等級の高い家を建てるときに気をつけること

 

耐震等級は高くするためには、注意しておくべき点が3つ存在します。

 

*間取りへの影響

 

耐震等級を高くする場合、柱や壁などの配置を変えることで地震に対して強くなります。
しかし、柱や壁の位置は簡単には変えられないため、間取り決めに制限が出てしまいます。
そのため、耐震等級を高くする場合は業者の方と納得のいくまで相談して間取りを決めると良いでしょう。

 

*耐震等級の決め方

 

注文住宅の耐震等級の決定権は業者でなく、購入者にあります。
もし、耐震等級を高くしたいと考えている方は業者の方にその旨をはっきりと伝えましょう。

 

*建材による等級への影響

 

耐震等級は使用した建材による影響はありません。
耐震等級は建材の質や種類ではなく、家の構造によって決まるからです。
例えば、木造の家とコンクリートの家がどちらも耐震等級が3だった場合、これらの家は地震に対して同じ強度であることを示しています。

 

□まとめ

 

今回は耐震等級について解説しました。
耐震等級は3段階に分かれており、ベースとなる等級1でもある程度の耐震性が備わっています。
耐震等級を高くする際は、住宅の間取りに影響するため、しっかり確認しておきましょう。

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