LONG LIFE DESIGN本質を探りカタチにする

何となくセンスを感じる、物珍しい、見た目がキレイで格好いい。そうしたものをつくるのがデザインではありません。良いデザインにはロジックがあります。ロジックとは、デザインする目的とその結果生まれたものをつなぐ論理・理由です。なぜそうなったか明確な理由があり、それを組み立てた筋道を紐解いてみせることが出来るから、良いデザインと言われます。
たとえばロングライフデザインの鍋。機能や使い勝手を抜きにその形は生まれなかったでしょう。これを用の美として評価するから、世代を超えて愛される存在となったのです。あるいは企業やブランドのロゴ。誰もが知るデザインは、その精神性やストーリーを明確に発信しています。住まいのデザインもそこを疎かにしてはいけないと思うのです。
デザインとは、何らかの課題や想いに対する「答え」です。まず解決しなければならない課題があり、誰かが実現したいと願う想いがあります。それを正確につかんでコンセプトを構成し、一つひとつ必要な要素を積み上げて、丁寧に「答え」をつくっていく。家づくりにおけるデザインとはそういう仕事です。設計にセンスの良さやクリエイティブな能力が求められるとしたら、それは「答え」に至る、よりスマートな解法を得るために、準備している引き出しが豊かであることを意味します。さて、家をデザインする過程で、まず建築士が心掛けるのが、その家族にとっての本質を見極めることです。「間取りは4LDK。やっぱり吹き抜けがあるといい。家族のコミュニケーションは大事だから、対面式キッチンやリビング階段は絶対。部屋の一つは和室にしたい。それから、小さくていいから書斎が欲しいかな」。かしこまりましたと言われた通りの家にしても、住みにくかったり、せっかくつくった我が家に馴染めず、すぐ隣の芝生が青く見えたりするものです。なぜか。お客様とお目にかかって初めにいただく要望は、とかく表面的な条件で、その方の本当の想い、欲しくてたまらない本質ではないからです。それを知らずに家づくりをしても、お客様の夢を叶えたとはちっとも言えません。
だから設計の仕事は、個々のお客様にとってのウォンツ=本質を探るところから始まります。本質を見極めることが出来たら、それを叶えることが目的になります。後はこの目的に沿って、決して品質を疎かにすることなく、正しい手順を地道に踏んで、家というカタチにしていきます。完成した家は、きっとご家族にとってかけがえのないものになるでしょう。

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COMMUNICATION建築士が営業も兼任

サンプロの建築士はどうやって、各々の家族にとっての本質を見極めカタチにしているのでしょうか。
大切なのは、お客様のことをよく知ること、本音を聞くための環境づくりです。そこでサンプロでは、建築士が営業担当も兼ねる体制をとっています。一般にハウスメーカーや工務店では、営業スタッフと設計スタッフは別のところが多く、もしかしたらこちらの方が、仕事の効率は良いかもしれません。しかし、私たちは効率よりお客様との人間関係形成に重きを置くことを考えました。
建築士が営業を兼ねると、お客様はプランづくりもコスト(資金)のことも一緒に相談できます。設計の話はこの人、予算のことはあの人と分かれているより、気持ちの負担が少なくて済みます。窓口が一つで、技術者であり資金計画する担当でもある人間に直接、ご自分がやりたいことや悩みをぶつけられるので、お客様のより深い胸の内を私たちもお聞きすることが出来るのです。
ワンストップであることは、一人の人間がひと組のお客様とご一緒する時間が長いことを意味します。先にも触れたように、お目にかかって間もないお客様からお伺い出来るのは、表面的な条件であることがほとんど。人間関係の形成には、時間の量が鍵になるのです。当社の建築士は、たいていすぐに家の話をしません。時間はたっぷりあります。急いではお客様の言葉の「奥」を探れないので、まずはアイスブレイク。趣味の話などしながら、お客様のことをたくさん知るように心掛け、打ち解けた雰囲気づくりに努めます。その際、サンプロが考える家づくりについても、ご理解いただくよう心掛けています。信州で快適に、そのご家族らしく過ごすために、品質や性能で譲れないところも含め、ハードとソフト両面にわたって暮らしをデザインする会社であることをしっかりお伝えします。サンプロらしさに共感いただけたお客様は、家づくりのマインドがより一層高まります。ご自身が求めている理想の暮らしをより具体的に描けるようになります。建築士は、この段階に至って無料プランニングを実施しながら、お客様の声にさらに耳を傾けます。自社で実際に手がけた家をたくさんご覧いただくのもこのタイミングです。目線を変えて様々な物件を見ていただくことで、お客様の反応をつぶさに観察しながら、ウォンツ=本質を確かめていきます。
満足のいく家づくりは、細やかなコミュニケーションからしか始まらないのです。

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