テラスのあるモダンスタイリッシュな家 | 松本市、塩尻市、安曇野市、諏訪市、長野市、上田市、サンプロ建築設計一級建築士事務所

テラスのあるモダンスタイリッシュな家

松本市/S様邸/家族構成:4人

暮らしの質を高めてくれるハイセンスなリビングづくり
なんてファッショナブルなリビングなのだろう。キリッと小粋で、空間の完成度が高い。隙がないのに心休まるのは、プランをじっくり練り、使う素材を選び抜いたからだろう。
リビングの床は黒の鏡面タイルだ。大きな開口の外は、広々としたテラスが続く。そのデザインは、サンプロが提案する「信州現代民家」のテイストを採り入れたものだ。夏はその扉を開き、リビングと屋外を一体化させてゆったり過ごす。冬もカーテンを閉め切らない。家族がいちばん長く時間を過ごすリビングは、やっぱり開放感が大切だからだ。庭の前に高さのある壁を設けたから、外からの視線も気にならず、明かりを灯す夜も安心して過ごせる。
ダイニングの床はリビングより少し高い。畳スペースはさらに一段上だ。だから天井の高さも場所によって変わってくる。このあたりが構造の妙。たとえば、和室には日本人のDNAに刻まれた居住まいの心地よさがある。リビングでは、無垢の木が張られた斜め天井やトップライトの効果もあり、上へと向かう伸びやかな自由が感じられる。
黒色の鏡面タイルが美しいリビング。構造、デザイン、色遣いなどどれをとってもスタイリッシュで、完成度の高い空間に仕上がった。
玄関を入ると、曲線を描く対の壁が内へと誘う。
奥行きを感じさせるとともに視線を遮る効果もある。
ガルバリウムの黒、木部の赤、そして外壁や2階の白を絶妙に組み合わせた個性的な外観。
住む人のセンスのよさを感じさせる。
リビングのタイルや階段の黒、ダイニングの床のサペリ材の赤、リビング天井のレッドシダー材の淡い赤み、
そして壁の白がバランスよく配置されて、とてもシックな空間になっている。
色遣いもハイセンスだ。「黒、白、赤の3色を基調にしました」とご主人が言うように、タイルや建具、家具の黒、壁面や天井の白、そしてダイニングキッチンの床に用いたサペリ材の赤が見事に調和している。この3色のモチーフは外観にも生かされている。ガルバリウムの黒にビビッドな赤を配し、清潔感のある白で馴染ませた。
キッチンではステンレスの質感と、それと向かい合う棚の漆黒、両者の響き合いがクールで、絶妙に配された間接照明とダイニングテーブルの上のシャンデリアが、空間を一層シックにまとめ上げる。
バスルームや洗面所も気を抜かない。ここでも黒、白、赤が効いている。木のぬくもりを残しながら、タイルやガラスを上手く用いることで、ホテルにいるような優雅な気分にさせてくれる。
プランもコストも1階に重きを置いて、「2階は休むだけの場所」とシンプルにすることを心掛けた。とはいえ、大容量のウォークイン・クローゼットを備えるなど使い勝手は抜群。その割り切りのよさが、空間の質とともにSさんご家族の生活の質をも高めていくに違いない。
リビングの天井は素材を変えて傾斜させ、トップライトを設けた。縦横ともに抜けのいい空間ができた。和室の天井はあえて低く。座って過ごす場所にふさわしい落ち着きを演出した。
リビングからダイニング、和室へと、少しずつ床の高さが異なる。居る場所によって変化する視線の高さも、LDKの表情を豊かにする。段差に腰掛ければ、家族の会話も自然だ。
畳スペースの収納は、玄関側へ張り出した壁を利用。足元を明かり採りにすることで、すっきりと和の演出をしている。
キッチンの背面収納には黒檀を使った。漆黒が高級感を増す。照明の使い方にも大人の上質感が感じられる。
横長の鏡、その下のモザイクタイル、赤みのある木製家具に合わせた黒いガラスのトップなどが、ホテルの優雅でシックな洗面所を思わせる。
リビングを出るとテラスが広がる。大きな窓を目一杯開ければ、このスペースもリビングの延長として活用できる。
  • 家づくりで一番大切にしたことは?

    いつも皆がいるリビングの開放感と、無垢の木など自然素材ならではの質感。

  • こうしておいてよかった、と思ったことは?

    テラスも含めたリビング周りのつくり込み。坪庭が眺められるお風呂。生活感を感じさせないインテリアなど。

  • このビルダーさんに頼んでよかったことは?

    プランが最終的に決まるまで、こちらのリクエストにいつも丁寧な提案でこたえてくれたこと。

DATA
敷地面積
221.95㎡(64.11坪)
延床面積
121.22㎡(36.67坪)
1F面積
72.37㎡(21.89坪)
2F面積
48.85㎡(14.78坪)
●著作権について
このページに記載されている記事本文、写真等は「住まいNET信州」VOL.26より転載しています。
こちらの情報の著作権は、住まいづくりデザインセンター信州に帰属します。