上田市/注文住宅/環境を活かしきる 大地に抱かれたゆとりの邸宅 - サンプロ建築設計 | 長野市-上田市-松本市-諏訪市の新築注文住宅
上田市/注文住宅/環境を活かしきる 大地に抱かれたゆとりの邸宅

上田市/注文住宅/環境を活かしきる 大地に抱かれたゆとりの邸宅 上田市/M邸 家族構成/夫、妻、長女、長男、次女

「こんなに気持ちのいい環境なのだからのびのびと暮らしたい」大事にしたのは、ゆとりと暮らしやすさ
生まれ育った土地に新たな家族で暮らす喜びを抱きながらこの家で、未来へ続く時間を紡いでいく

周囲の風景に寄り添うように溶け込む、落ち着いたデザインの住まい。隣地に予定している職場との連携・プライバシーを考慮し、家の南と東を囲って中庭を設けた。縦格子が和の情緒をプラス

Story

地産地消。かけがえのない住まいを求めて

ふるさとの地に
子どもたちと暮らしたい

山や川が身近にあり、すぐ近くを別所線の列車が走るこの地域は、ご主人が生まれ育ったふるさと。勤務地に合わせて県内を転々としていたM家は、長女の小学校入学を控え新居を構えようと決断し、いずれ家業を継ぐことを考えて馴染みの土地に建てようと決めた。選んだのは、山並みを見渡せる悠々とした場所。将来的な職場の併設も考え、広い土地を求めた。
「木をたっぷり使いたい。それもできるだけ地元の会社が扱う県産材を」というのが、ご夫妻が大事にしたこと。地産地消を踏まえて様々なビルダーを見て回った結果、地元での実績が豊富なサンプロに依頼を決めた。

“開く”と“閉じる”を
併せ持った安心の家

プランの中軸に据えたのは、ゆとりと暮らしやすさ。ご夫妻のスタイルや好みを伝え、細部は設計担当の上條さん・インテリアコーディネーターの野呂さんに委ねた。提案されたのは、空間ごとに+αのゆとりを持たせた和モダンな住まい。プライバシーに配慮して“開く”と“閉じる”を絶妙に組み合わせつつ、どこからでも窓の外の景色が目に留まる視線の導き方が印象的だ。
回遊動線で結んだ1階は、ワンフロアで生活が完結。2階は子どもたちのエリアと位置付け、吹き抜けで上下をつないでいる。「プランはほぼ上條さんと野呂さんの原案通り。細かな要望は、都度相談して決めました」。リビングのプロジェクターはエプソン製、テーブルは地元のフェアで求めたケヤキの一枚板を加工したもの。地産地消への思いも、あちこちに散りばめられている。
ふんだんに木を使った住まいは、見える景色や空間の余白と相まっていっそう心地よく感じられる。「この家のきっかけになった長女は、もうすぐ小学2年生。自分と同じ景色を見て育つと思うと感慨深い」とご主人。にぎやかな声がこだまする家は、この地に抱かれ家族の成長を見守っている。

ダウンフロアのリビングは、吹き抜けとの相乗効果で実に伸びやか。光がたっぷり届き、胸がすくような開放感。ウッドパネルで仕上げたアクセント壁は、上部にプロジェクタースクリーンが格納されている

キッチンとダイニングは横並びの配置で、天井を格子状に仕上げて和の風情に。リビングとひと続きながら、異なる天井高や仕上げの違いで空間を切り替えた

外へ視線が抜けるキッチンからの眺めもまた格別。20cmほどフロアレベルを下げたリビングの床はタイル仕上げ。中庭のテラスとフラットにつながり、半屋外のような感覚が味わえる

リビング南面は、壁で囲ったプライベートな中庭。アプローチ側に大きな開口を設け、一部を縦格子で仕上げた。「外からの視線は遮るけど、太陽の光は屋内に入るよう計算されていて驚きました。中からは外が程よく見え、風が通って気持ちいいですよ」

和のエッセンスを随所にあしらって

リビングと正対するキッチンも、天井のルーバーや和室建具によって和の風情をまとっている。「右背面は冷蔵庫のあるパントリー、そのさらに奥はランドリーで、暮らしやすさも計算し尽くされています」

東側からの視線を考慮し、南と東に独立壁を設けてプライバシーを確保。落葉樹の植えられたガレージエリアと調和する外観デザインが、永く愛せる和の雰囲気を醸し出す

寝室へ向かう廊下の突き当たりは、ホテルライクに仕上げた洗面&トイレ。寝室・浴室・ランドリーに続く動線でもあり、1階はひと筆書きでグルっと回遊できて家事・生活が自然と整う

心安らぐ空間を求め、西側の一角に独立和室を設けた。内障子調の3枚引きの造作建具を開放するとLDKと連携し、窓を開ければデッキにも出入りOK。いずれ仏壇を置けるよう、専用スペースも完備

2階は丸ごと子どもたちのエリア。廊下伝いに部屋が連なり、3人それぞれの寝室と共用のWICを設けた。「勉強は集中できる場所で」と、自室とは別に学習室も。廊下の先には吹き抜けに面したフリースペースがあり、1階とのつながりを持たせている

リビングの吹き抜けは表情豊かな板張りの勾配天井。三連のFIX窓から日差しが降り注ぎ、家族みんなが光で包まれる。吹き抜け東面はキャットウォーク、西面はフリースペースがあり、上下階のつながりも楽しめる

キッチンの背面収納には食器やストック品、キッチン家電が丸ごと収まり、キッチン周りはいつもすっきり。ダイニングには、耳付きのケヤキ板を仕立てたテーブルを置いた

和室があるのはダイニングの斜向かいに当たる位置。建具は引き込み式で間口が大きく開くため、LDKと一体的に使うことも、独立した居室として使うことも可能で、臨機応変に活用できる

M邸にはテラスが3カ所あり、それぞれ用途や役割が異なる。和室とダイニングに面した西側テラスは、景色を眺めながらくつろぐ場所。「ここでBBQを楽しむこともあります」

吹き抜けと2面の開口で見晴らしのいい2階フリースペース。キャットウォーク下には、“県内企業”にこだわって採用したEPSONのプロジェクターを据えた

TVは置かず、リビングに大きなスクリーンとプロジェクター、スピーカーを用意。夕食後、家族でくつろぎながら映画やアニメを観るのが至福のひととき

POINT1

暮らしの中に景色を取り込む

「窓から見えるのどかな風景に日々癒されています。大きなFIX窓のある玄関からは山並みや田園風景が望め、季節の移り変わりを毎日実感。すぐそばを走る別所線の電車を見るのも楽しみのひとつで、次はどんな電車が通るかな?と子どもたちと楽しみにしています」

POINT2

のびのび外遊びも!リビングとつながる中庭

「リビングとつながるテラスは、子どもたちの格好の遊び場。インラインスケートやフリスビーなど、外遊びを楽しんでいます。周囲を壁で囲っているので、自由に遊ばせても安心。はつらつと駆け回る姿を見ると、つくづく家を建ててよかったと感じます」

POINT3

学びに集中できる、子どもたちの学習室

「遊ぶ時と勉強する時の環境を分けた方がいいと考え、子どもたち共用の学習室をつくりました。造作デスクは3人でもゆったり。個々に集中できるんじゃないかな。時折私も書斎に使っていますが、いずれ子どもたちにフル活用してほしいと思っています」

キッチン背面の収納扉は天井まで高さがあり、閉めると意匠性の高いアクセント壁のよう。「奥行きが程よく調整されていて、本当に使いやすいです」 

ダイニングから見えるのは、別所線を走る列車。カラフルな列車が通るたびに会話が弾み、四季折々の景色に癒される

玄関ホールのアクセント壁は質感豊かなタイル張り。帰宅後すぐに手を洗えるよう、カウンターに手洗いを設けている

カーポートから玄関へと続くアプローチには屋根を設けた。壁で囲った中庭と外構、外庭が交差し、内と外が立体的につながる

周囲に圧迫感を与えないよう、低重心に設えたM邸。背後の山並みのようにおおらかな佇まいが、心地よいゆとりを感じさせる。周囲の自然環境と馴染むベージュの外壁は2色を使い分け、外観にメリハリをもたらした

Builder' Eye

設計士
上條健二

将来的な職場の隣接を考え、プライバシーを保って快適に暮らせることを大事にしました。意識したのはゆとりと和テイスト。ご夫妻ともに和風がお好みだったので、モダン空間に和の要素を取り入れながら仕上げました。ダウンフロアや中庭など、変化に富んだ空間構成も特徴。多様な居場所で気ままに過ごしていただければ嬉しいです。

Housing Data

家族構成
夫、妻、長女、長男、次女
施主
30代・会社員
竣工
2025年2月
構造・工法
木造軸組工法
工期
8カ月
外部仕上げ
屋根/ガルバリウム鋼板
外壁/ジョリパット、杉羽目板、杉格子
[内部仕上げ]1F
床/無垢フローリング、磁器タイル、フロアタイル、和紙畳
壁/珪藻土塗り壁、珪藻土クロス、ビニルクロス、磁器タイル、ウッドパネル
天井/珪藻土クロス、ビニルクロス
[内部仕上げ]2F
床/無垢フローリング、フロアタイル
壁/珪藻土クロス
天井/珪藻土クロス、羽目板
設計・施工
株式会社サンプロ

著作権について
このページに記載されている記事本文、写真等は「ナガノの家 PREMIUM 2026」より転載しています。
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