プリズムの家安曇野市
STORY
やわらかな光に満たされた家
計算しつくされた窓の配置で、やわらかな光が包みこむインテリア。
自然光の空間演出をそっとサポートする照明。
日々の暮らしを考え抜いた間取り。
長く愛される為に必要なものが全てそろった注文住宅だ。空間演出を考えた玄関土間
玄関はただ靴を脱いだり履いたりする場所ではない。出かける際は何か忘れ物がないか、身だしなみが十分かを確認する場所であり、帰宅の際は、外での緊張から解き放たれ、ほっとする場所である。
ならば、それ相応の空間演出がほしいところだ。
その意味で、この住まいの玄関は素晴らしい。
あえて玄関ホールよりも玄関土間を広くとることで、空間を広く感じさせ、ゆったりした気分にさせてくれる。
雨天時には傘を広げて置くこともできるだろう。
玄関スペースのゆとりは、心のゆとりでもあるのだ。空間演出と照明
暗がりを明るくするのが照明の役割だが、むやみに明るくすればいいというものではない。
明と暗、その両方があることで、空間の奥行きはぐっと深まる。
たとえばこの住まいでは、吹き抜けの窓から取り入れた光が、奥の和室まで光を届ける一方、周囲の照明を控えめにすることで明暗のグラデーションを生み、空間に陰影をもたらしている。
奥行きのある空間にこそ、本当の品格が生まれるというものだ。多目的な2階ホール
住まいというものは、リビングや寝室といった、いわば“主役”だけではなく、それを支える“脇役”がいてこそ、初めて住み心地のよさが生まれる。
たとえばこの住まいの2階で吹き抜けを囲むホールは、雨天時の物干しスペースとして役立つだけでなく、吹き抜けを介して1階と2階の気配を互いに伝え合うために欠かせない“遊び”の場所だ。
このような場所をさりげなく用意できる工務店の実力には、そんじょそこら建築家も太刀打ちできないはずだ。第二の庭:サービスバルコニー
この住まいは周囲を隣家がぐるっと囲む住宅地に建ち、前面道路の幅も広い。
そこでプライバシーをまもりつつ外の空気を感じる場所として、南東側にゆったりしたサービスバルコニーを設けている。
これなら道行く人の視線からさらされることなく、日なたぼっこができる。
もちろん物干しでも威力を発揮するだろう。
良質なデザインの住宅をつくり続ける工務店の、都市住宅的なセンスがキラリと光る場所だ。