アクセントを楽しむ家木曽郡

構造:木造2階建/敷地面積116.71坪/1階面積:23.54坪/2階面積:14.52坪

STORY

  • アクセントを楽しむ家

    暮らしが楽しくなる住まい

    白を基調にしつつ、玄関回りと2階バルコニー内部の木質壁が目を引き付ける外観。
    ニッチの飾り棚やガラスブロックの小窓など、あちこちに散りばめた目を楽しませる仕掛け。
    誰もがくつろぎたくなる掘り炬燵式の座卓。
    いつまでも飽きることのない注文住宅だ。

  • アクセントを楽しむ家

    あちこちにさりげないアクセント

    何げない日常が繰り返される住まい。長く愛されるには、いつまでも飽きないための仕掛けが必要だ。
    だからこの住まいでは、随所に視覚的なアクセントを用意している。
    たとえば玄関からLDKに入るためのライトブルーの開き戸がそれに当たる。1階LDKの天井に見える化粧梁や、リビングと廊下の間の壁にあるささやかなガラスブロックの窓もそうだ。
    他にも、廊下からキッチンへ向かう出入り口のRを描く下がり壁や、玄関正面のタイルを貼ったニッチもアクセントとして意識的に設けている。
    ニッチの飾り棚に置く小物を季節ごとに変えるだけで、楽しさは倍増する。
    こうした積み重ねが、暮らしを楽しくするには欠かせないのだ。

  • アクセントを楽しむ家

    友人をもてなす掘り炬燵

    この住まいは、1階にLDK+水回り、2階に各寝室がある。
    1階は北側の東西方向に水回りが並び、南側の東西方向にキッチン、そしてダイニングを兼ねたリビングが並ぶ。
    慌ただしい朝食はキッチンに付属するカウンターで。ゆっくり時間を楽しみたい夕食は、堀炬燵式の座卓でとるようになっている。
    掘り炬燵を採用したのは、友人が多く集まることと、床座スタイルが好きという住まい手のリクエストから。
    しかも、周囲に畳を敷き込んでいるから、どこでも腰を落とせるし、ごろんと横になることもできる。
    気兼ねなくくつろげる空間。最高のおもてなしではないだろうか。

  • アクセントを楽しむ家

    街とつながる

    近年進められている働き方改革の流れで、職住近接のライフスタイルが注目を浴びている。
    仕事の効率アップを期待してのことだが、職業の内容によっては、住まいの一部を街に開き、コミュニティ形成に一役買う「住み開き」の効果が期待できるだろう。
    この住まいもその一例ではないか。
    というのも、この住まいの西側には、マッサージ師でもある奥さまが営まれる治療院が併設されているのだ。
    治療院の室内は、窓を小さめにし、間接照明を採用することで落ち着いた雰囲気に。
    玄関が住宅部分と共有で、そこから先の動線が分かれているのも、家に招かれたような気分が味わえていい。
    今後の住まいの新たな可能性を示しているといえるだろう。

  • アクセントを楽しむ家

    安心の性能

    敷地のある木曽は、夏と冬、昼と夜で寒暖の差が激しく、冬は積雪こそ少ないものの、気温がマイナス10度を下回ることもある。
    そこでこの住まいも、基礎、壁、天井をしっかり断熱。
    暖房は家全体をくまなく暖めてくれる蓄熱暖房器を採用している。
    信州で住まいをつくり続けるつくり手にとって、ことさら特別な意識はないかもしれないが、このような安心の性能があるからこそ、日常生活を楽しむ心のゆとりが生まれるのだ。

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