スタイリッシュな家岡谷市

構造:木造２階建／敷地面積98.31坪／１階面積:19.50坪／２階面積:14.53坪

STORY

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  都会的なセンスあふれる住まい

  シンプルでモダンなシルエットが印象的な外観。
  白と黒のコントラストが鮮やかなインテリア。
  プライバシーを守りつつ外部空間を楽しめるウッドデッキ。
  都会的かつハイセンスな注文住宅だ。

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  スタイリッシュな玄関

  これほど格好いい玄関がかつてあっただろうか。
  壁・天井および北側の壁一面を覆う収納扉は白で統一。
  １畳分の玄関ホールを2畳分の土間がＬ字型に囲み、人の視線は、Ｌ字の長辺の先にある細長いFIX窓を通して外部に吸い込まれる。
  極めてモダンな空間でありつつ、実際の面積以上の広がりを感じさせる空間のつくり方は、本来、日本建築が得意とする手法。
  誰の借り物でもない日本ならではのモダンデザインだ。

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  モダンな中に暖かみのあるインテリア

  この住まいは1階がLDK＋水回り＋和室、2階が各寝室という構成。
  北側にある玄関から室内に入ると、北から南に向けてキッチン、ダイニング、リビングが続き、その西側にトイレや浴室などの水回り。東側に和室とウッドデッキが配置されている。
  壁と天井は玄関と同様に白で統一。収納は全て壁面におさめ、出入り口の扉やアイアンの階段手摺りを黒く塗ることで空間を引き締めている。
  それだけなら冷たい雰囲気になりそうだが、床フローリングを暖かい色合いのレッドパインにすることで、空間に住宅ならではのやわらかさをもたらしている。
  この絶妙なさじ加減があってこそ、愛される住まいになるのだ。

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  ゆっくり過ごすウッドデッキ

  1階東側の和室と南側のリビングにはそれぞれ履き出し窓が設けられ、南東のウッドデッキに出られる。
  このウッドデッキはおよそ６畳の広さ。外からは見えにくい場所にあるので、外部からの視線を気にすることなく外部空間を楽しむことができる。
  これは、ご両親が来られたとき寝室として使う和室と、住まい手がくつろぐリビングのゆるやかな接点となる場所で、それぞれが気兼ねなくくつろぎながら同じ時間を過ごせる仕掛けになっている。
  これならご両親も安心して遊びに来ることができるだろう。

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  プライバシーを守る緑の目隠し

  この住まいが建つ敷地の東側には母屋が建ち、南側と西側には隣地境界の塀、そして北側に前面道路、そして母屋との間にはきれいな花が並ぶ植栽スペースがある。
  したがって南側に広々とした庭をとるスペースはない。
  そこで今回の計画では、東側の植栽を目隠しに利用し、南東側にウッドデッキを設けると同時に、１階南側は、ちょうど頭の位置に横長のFIX窓を設けている。これにより隣地や塀は室内から見えず、空だけが見える状態になっている。
  これなら、隣地を気にせずプライベートライフが楽しめる。
  敷地の条件を逆手にとって、窓の配置があたかもポジティブな理由で決められたかのような心地よさ。
  つくり手の都会的なセンスが光る空間だ。