南仏片田舎の家安曇野市

構造:木造2階建/敷地面積:89.26坪/1階面積:16.71坪/2階面積:16.46坪

STORY

  • 南仏片田舎の家

    素朴でなおかつ洗練された住まい

    アイボリーホワイトの外壁と古びた風合いのスペイン瓦が、西側に広がるアルプスの絶景にマッチした外観。
    手づくり感満載で、アンティークな雰囲気を醸し出すインテリア。
    景色を楽しみながら第二、第三のリビングとして使える、1階ウッドデッキと2階バルコニー。
    温かく、それでいて可愛らしい、素朴と洗練を兼ね備えた注文住宅だ。

  • 南仏片田舎の家

    アンティークのようなインテリア

    何といっても注目したいのは、チャーミングなインテリア。特に1階は、天井・床、階段、造作家具といった木の部分をウォールナット色で統一。木の質感と照明やタイルの可愛らしさが相まって、室内全てがアンティークのようだ。この手づくり感は、大量生産の工業製品では決して出せないだろう。
    いつの時代も、手づくりの温かみが心を癒してくれることに変わりない。
    そんな大事なことを教えてくれる住まいなのだ。

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    いろいろ使える畳敷きのリビング

    この住まいの1階はLDKおよび水回りで構成。キッチンとダイニングはほぼ一体で、キッチンの中心にあるタイル貼りのカウンターがダイニングテーブルの役割を果たす。
    一方、畳敷きのリビングもダイニングを兼ねることが可能だ。
    このリビング。アンティーク風のインテリアにすんなり溶け込んでいながら、多目的に使える点は、まさに和室そのもの。
    来客をもてなす宴席として使う時には、ダイニングのカウンターが配膳台の機能を果たすから、料理や飲み物の持ち運びが楽でいい。ダイニングとリビングの絶妙な連携プレーだ。
    もちろん普段づかいの時は、畳の上でゴロゴロ横になれるから、これ以上のリラックス空間はないだろう。
    少しも和室らしくないのに、和の精神をしっかり受け継いでいる。そのさじ加減が、何とも心にくい。

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    いつ来客があっても恥ずかしくない玄関

    外観やインテリアがどれだけ素敵でも、来客の第一印象を握るのは何と言っても玄関だ。
    人を迎える場所として、機能的で、なおかつよそよそしさがあってはいけない。
    その点、この住まいの玄関は、すぐれた見本といえる。
    まず玄関ポーチには、小庇がついているから雨天でも落ち着いて傘を広げたり畳んだりできる。
    中に入れば玄関土間が来客用と家族用に分かれ、家族用が収納を兼ねているから、いつ来客があっても、すっきりした状態で出迎えることができる。
    玄関ひとつをとっても、これだけの配慮ができるとは。この住まいのつくり手が、日々の暮らしをどれだけ丁寧に観察しているかが分かる、すぐれもののアイデア玄関だ。

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    オープンな子ども室

    2階へ上がると、目の前に出てくるのは、オープンな子ども室。
    階段ホールを広くしたようなつくりなので、主寝室を出て1階へ下りる途中で、必ず子ども室の前を通ることになる。扉1枚の向こうで何をしているか分からない通常の子ども室とは、まるで正反対の場所だ。
    しかも階段室の南側は床がスノコ状だから、1階からも、子どもの気配が手に取るように伝わる。
    また、子ども室の西側=主寝室の南側には4畳ほどのバルコニーがあり、子ども室と主寝室の両方から出られるので、眺めの良い対話スペースとして活用できる。
    つまり、家族の良好な関係を保つためのアイデアが、2階にはいっぱい詰まっているのだ。
    仲むつまじい親子の姿が、目に浮かぶようだ。

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