結いの家山形村
STORY
家族みんなの生活の質を高める実家再生プロジェクト
田舎の実家、親との同居、介護、自らの加齢。
多くの家族が人生のステージで出会う課題を
ポジティブに、サスティナブルに転換していく答えの一つが
リフォームにあると、サンプロは考えます。
現状に対応するだけでなく、家族一人ひとりの生活の質を
高めていけるような間取り、動線、設備、室内の風合いが
充足した心安らかな時間と、家族の笑顔を育みます。
N邸のリノベーションは実家を再生し、家族の絆を一層深めるプロジェクトでした。田舎暮らしを楽しくする心地よさ
田舎暮らしの経験がほとんどない家族にとって
地方の実家をそのまま引き継ぐのはなかなかむずかしい。
街暮らしの便利さや、現代的、合理的な生活スタイルを維持しながら
自然豊かな環境に親しみ、そこに暮らすことが
楽しみや喜びにつながるような住まいとなるように、
また、永く住み暮らしてきた親も違和感なく
充実した人生を過ごせるように、
綿密な打ち合わせが繰り返された。療養・介護、する人もされる人も笑顔になれる空間
高齢となり、介護が必要になった母が一人で住む実家に
娘世帯3人が初めて同居する。
暗い、寒い、掃除しづらい、耐震性・耐久性への不安など
ストレスの要因を極力排除し、
世帯間の緊密さと程よい距離感を大切にプランニングした。
無駄に多い部屋数を整理し、生活動線を合理化。
物置状態になっていた陽当たりのよい部屋を
母の寝室とし、娘夫妻の寝室と隣り合わせる。
一方、南面の和室2室をつなげ、モダンなリビングダイニングに。
広さを生かしたアイランド風のキッチンレイアウト、
憧れだった薪ストーブ、十分な収納、開放感溢れる大空間…。
田舎暮らしならではのゆとりを随所に織り込んだ新空間で
Nさん一家のコミュニケーションが穏やかに育まれている。自然との一体感を楽しむ暮らし
豊かな自然環境との一体感を楽しめる住まいとすることも
田舎暮らしを充実させる要素。
室内の内装は珪藻土、床はニュアンスある表情をかもし出すアカシアの無垢材、
あえて和風の玄関まわりは木質を表しにするなど、
自然の風合いを大切にした。
リビングの南窓は全面開口。床面とフラットな広いウッドデッキを設けた。
ゆとりの濡れ縁としても、セカンドリビングとしても使うことができる。
家の中外で多彩なひとときを愉しみながら
生まれ変わった「田舎の我が家」への愛着と
家族にの絆を深めていくNさん一家。
その笑顔が美しい四季に溶け込んでいく。