大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋諏訪市

構造:木造1階建/敷地面積:142.48坪/1階面積:38.37坪

STORY

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    ダイナミックな形状と
    上品なカラーの外観

    「ゆとりある平屋でゆったりと暮らしたい」。

    諏訪湖のほとりに立つ住まいには、ご家族のそんな思いが込められている。
    目を奪うのは、長さ20m以上のダイナミックな片流れ屋根に覆われた外観だ。

    外壁は、ベージュ×ホワイトのツートンカラーの塗装に、温かな表情のスギ材をプラス。
    上品で優しい色合いが、建物のボリューム感を和らげている。

    玄関の横には、広いインナーガレージを。
    雨の日も濡れずに行き来でき、買い物から帰った時も負担が少ない。

    玄関の壁一面は全面収納とし、靴や上着など雑多になりがちな物をすっきりと収納。
    毎日使う玄関を広く活用することで、日々の暮らしが快適になる。

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    数字以上の
    広がりを感じるLDK

    LDKに一歩入ると、心地よい開放感に驚かされる。

    約22帖のLDKに、ロールスクリーンで仕切れる4.5帖の和室が隣接。
    合計約27帖の空間は、面積以上の広がりを感じさせる。

    理由の一つは、南側のリビングの吹き抜けだ。
    勾配天井の最も高い場所に設けた吹き抜けは、高さ約4m。
    平屋とは思えない伸びやかな空間が、広がりを演出する。

    南側に設けた3連窓の大開口が視線の抜けを促すと同時に、温かな光と日射の温もり、そして山々と空の豊かなビューを室内へと取り込む。
    ソファ背面にデザインしたピクチャーウィンドウも印象的だ。高台の立地を生かし、昼は山々と街の眺めを、夜になれば美しい夜景をFIX窓が絵画のように切り取る。

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    デザインも機能性も
    妥協しないキッチン

    LDKの中心で存在感を放つのが、オールホワイトで統一した家具のようなアイランドキッチン。
    ペンダントライトと組み合わせた美しい佇まいに加え、収納力や作業性も抜群だ。

    背面のカップボードは、キッチンと同シリーズの引き出しを組み込みつつ木を使って造作。
    収納力を持たせながら、空間全体になじむデザインに仕上げている。

    子どもが勉強できるスタディコーナー、デスクを置いたパントリーなど、小さいけれど心地よく過ごせる場所も点在させ、暮らしを楽しく彩っている。

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    個性を放つアール壁

    この住まいの個性を表現するのが、和室と主寝室を分ける壁のアールのラインだ。

    おおらかな曲線が住まいのキャラクターとなって愛着を生み、雰囲気の異なる和室とLDKのインテリアを自然につないでいる。アールのもたらす効果で和室からLDKを見た際に視界が広がり、空間がダイナミックに見えるのもポイントだ。

    平屋の快適な間取りのカギとなるのが、リビングなどのメイン空間と、寝室などのプライベート空間のゾーン分け。

    この住まいは、LDKと個室の間にアールの壁や廊下といったワンクッションを挟む工夫により、生活音の影響を抑え、気持ちの切り替えも促している。

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    便利な「洗濯動線」の工夫

    日々の家事がスムーズに進むよう、随所に動線の工夫が光る。

    脱衣室の手前には、洗濯機を置いた約5帖のランドリールームをレイアウトし、室内干しできるアイアン製の物干しハンガーを設置。
    床下からエアコンの暖気が上ってくる仕組みのため乾きやすい。

    ランドリールームから直接デッキテラスに出られるため、外干しもスムーズだ。
    ランドリールームの隣にファミリークローゼットがあり、乾いた衣類をハンガーごと移動して収納できるため収納も楽々。

    主寝室~洗面室~ファミリークローゼットが隣接する、朝の身支度にうれしい間取りだ。

  • 大空間LDKとインナーガレージを構えた平屋

    床下エアコン1台で
    住まい全体を快適に

    冬の寒さが厳しい諏訪市で快適に暮らすため、床下エアコンによる独自の全館空調を採用。

    夏も冬も、エアコン1台で住まい全体を快適に保つシステムだ。
    冬は床下に暖気が回り、各部屋の床に設置したルーバー口から暖気が上ってくる仕組みで、LDKだけでなくトイレや脱衣室も床暖房のように足元から暖まる。

    住まい全体をエアコン1台でまかなえるため、イニシャルコストもランニングコストも抑えられるのも大きなメリット。
    デザインと機能の両輪を備える住まいが、豊かな暮らしを育むだろう。

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