LDKと和室が一体の家上伊那郡

構造:木造2階建/敷地面積84.25坪/1階面積:19.29坪/2階面積:16.78坪

STORY

  • LDKと和室が一体の家

    南欧風の外観

    南欧風の赤瓦と白壁のチャーミングな取り合わせ。
    レッドパインフローリングとパイン材の天井、そして白壁に包まれた、明るくて優しいインテリア。
    収納や家事動線など、機能を追究した間取り。
    長く愛されるための条件が全てつまった注文住宅である。

  • LDKと和室が一体の家

    ごろごろ楽しい和室

    この住まいの1階は、東側の玄関から入ると、左手にダイニングキッチンや浴室などの水回り、右手にオープンな和室とリビング、という構成である。
    和室は、子どもの遊び場として、リビング・ダイニングとの間に間仕切りをつくらないタタミコーナー。
    やわらかな畳の上なら、少しぐらい転んでもケガをする心配がないし、キッチンから見渡せるから、親も安心して見守っていられる。
    しかも、吊り押し入れの下には遊び道具をしまう床下収納も用意。
    子どもが大きくなってからも多目的に使えることだろう。
    住まい手の暮らし方を見極めているから、いつまでも愛用される現代型の和室なのだ。

  • LDKと和室が一体の家

    適材適所の収納

    家事の内容は炊事、洗濯、掃除など多岐にわたるが、それらを効率よく回す鍵は、いかにして適度な規模の収納を、必要な場所に設けるか。そこにかかっているのではないだろうか。
    この住まいを見ると、それがよく分かる。
    というのも、玄関脇に、靴をしまうシューズクローク。その奥にベビーカーや日曜雑貨をしまう土間パントリー。そして90度反転すると、シューズクロークとキッチンの間に食材・ストック品をしまうパントリー。もちろんパントリーとキッチンはつながっているから、玄関から収納を通って、キッチンまでたどり着いてしまう。さらには、キッチンと脱衣所が引き戸1枚でつながっているから、炊事と洗濯の連携プレーが簡単にできる。
    つまり、人の動きと収納の位置がシンクロしているから、動きに無駄が生まれないのだ。
    使い古された言葉だが、かゆいところに手が届くとは、まさにこのことだ。

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    “使える”洗面台

    洗面と脱衣が一室であることに、もはや何の不自然も感じない私たちだが、考えてみれば、朝の慌ただしさの中で、目覚めのシャワーとお出かけ前のメイクがかち合うことだって十分にあり得る。
    そこでこの住まいでは、洗面台を独立したオープンスペースとして分離した。
    これなら帰宅時の手洗いや朝の身だしなみが心おきなくできる。
    また、洗面台の背後には物干し用の外部デッキへの出入り口があり、洗濯機のある脱衣所へつなぐ家事動線にもなっている。
    何かと“使える”スペースだ。

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    隠れ家的な書斎

    2階を構成するのは、家族の寝室とトイレ、インナーバルコニー。そしてもう一つ、DENと名づけられた部屋だ。
    これはご主人の書斎兼趣味室で、パイン材の造り付けカウンターと、枕棚のついたクローゼットもある。
    ここまで用意された部屋なら、書斎といわず何にでも使えるだろう。
    用意周到な家事動線と収納、そしてくつろぎのスペースも完備している、この住まいのポテンシャルの高さが、ここにも発揮されているのだ。

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