2017.02.08
あたたかい家とは?
みなさん、あたたかい家と聞けばどのようなものをイメージしますか?
今回ここで定義するあたたかい家は、「夏でも冬でも過ごしやすい家」です。
では早速掘り下げてお伝えしていきましょう。
まずあたたかい家を実現するのに使用する木材は「無垢の木」です。
無垢の木とは、合板や集成材ではなく使用する形状で丸太から切り出した木材のことです。
割れやヒビが入りやすいという欠点を持つものの、天然木独特の風合いもあり調湿機能も備わっております。
無垢の木を使用した家づくりを行った場合、熱伝導率、つまり熱の伝わりやすさが非常に低いため木が熱を奪うことはほとんどありません。
金属やコンクリートのように触った時に冷たく感じないのは、人の手の熱を奪わないという木ならではの特徴とも言えますね。
では、なぜ過ごしやすい家を実現することができるのでしょうか?
大きく二つに分けてお伝えしようと思います。
一つ目は「断熱化」です。
断熱とは言葉通り、「室内を熱的に遮断する」こと、つまり「熱の出入りを断つ」ということですが、断熱材の使用場所、中か外かによっても効果は大幅に変化してきます。
普段目にすることはないかと思われますが、壁の中や床下、天井裏にもたくさん詰め込まれているはずでしょう。
その断熱材の影響で、外が暑くても寒くても過ごしやすい温度に調節されているんですね。
二つ目は「気密化」です。
気密化とは、空気の出入りがないよう隙間なく密閉することです。
隙間なくするためにも、断熱材の形や量で変わってきます。
冬など窓を閉めていても、どこからか外からの冷気が入ってきて寒いと感じたことがある方も多いのではないのでしょうか?
床や壁だけでなく、コンセント取り付け場所から隙間風が入ってくることもあるので、気密化がいかに重要かわかりますね。
もちろん上記のことに対するデメリットもあります。
断熱性、気密性の高い家は外からの風が入らない、つまり新鮮な空気が入らないというように捉えることもできます。
一日数回の換気には気を使ってくださいね。
いかがでしたか?
夏でも冬でも過ごしやすい家の特徴をお伝えさせていただきました。
持続する室内のあたたかさを感じながら、快適な生活を送ってくださいね。