2025.04.27
【モデルハウス紹介 vol.7】パッシブデザインでみるモデルハウス
こんにちは
ドラフトデザイン課のオゴウです。
今回のブログはサンプロの”設計”の部分をモデルハウスを参考に深堀りしてお届けしたいと思います。
テーマは、サンプロの「パッシブデザイン」です。
パッシブデザインという言葉、聞いたことありますでしょうか?
簡単に言うと、機械や設備ではなく自然の力を使ってお家の快適性を高めるデザインになります。
なかなか言葉で聞くだけでは難しいかと思いますので
モデルハウスで取り入れられている具体例をみながらご紹介したいと思います。
Gran Muse (グラン・ミュゼ) /上田市
パッシブデザイン:庇・軒の出
利用している自然の力:太陽光、季節の変化
上田市グランミュゼは外周を囲うように飛び出た大きな庇が特徴ですが、この庇がパッシブデザインになっています。
太陽の高さは季節によって変わり、夏ほど高く冬にかけて低くなっていきます。
庇をしっかり出すことで、夏の高くからの日差しはカットし、冬は日差しが部屋の奥まで入り無料の暖房効果を得られます。
Gran Nyx(グラン・ニュクス) /松本市
パッシブデザイン:高窓
利用している自然の力:光の拡がり、熱の移動
グランニュクスのリビングには高い位置に横長の窓が計画されています。
高い位置に付けられた窓は、光を天井や壁に反射し空間全体を柔らかく照らす効果があります。
また室内で暖められた空気は上へ昇る特性があるので、窓を開けることで効率的な通風・空気の入れ替えもできます。
Gran Metis(グラン・メティス) /伊那市
パッシブデザイン:吹抜け
利用している自然の力:光の拡がり、熱の移動
先程の高窓の効果をより高める効果を持つのが吹抜けです。グランメティスはモデルハウス最大級の吹抜けがあります。
吹抜けをつけると寒くなる・構造的に弱くなるといったネガティブなイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかしサンプロのように高い断熱性と構造計算があれば、採光や熱の移動、何より開放感などむしろメリットだらけです!
Gran Schiff (グラン・シフ) /長野市
パッシブデザイン:光庭
利用している自然の力:光の拡がり
ここまで建物の外側から得られる光について紹介しましたが、土地によってはなかなか外側に窓を付けられない事もあります。
グランシフでは「光庭」と呼ばれるお家の中心に庭を計画する手法を採用しています。
周囲を建物に囲まれた場所でも内側に開くことで、開放感と壁に反射した柔らかい光がひろがります。
Gran Vogel(グラン・フォーゲル) /塩尻市
パッシブデザイン:南側以外への大きな窓
利用している自然の力:景色、信州の自然
続いても土地利用の面から、サンプロらしいパッシブデザインをご紹介
グランフォーゲルの寝室は西側に大きな窓を計画。通常、西側は西日を考慮し大きな窓を付けない計画が多いかと思います。
しかしこのモデルでは、庭の植栽や信州が誇る北アルプスなどの風景を取り入れることを優先し西側窓を計画しています。
もちろん実際のご計画ではお客様と相談して何を優先するか決めますが、こうした自然の景色を取り入れることも
サンプロではパッシブデザインの1つと考えています✨
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いかがでしたでしょうか?
なかなか聞きなじみの無い内容も多かったかと思いますが、こうした隠れた部分にもサンプロの設計力があります。
お土地の周辺状況やお客様の優先事項でもパッシブデザインの考えは変わるので、是非ご検討の際は設計士にご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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