2016.10.18

ユニバーサルデザインの家を建てませんか?

皆さんは「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことがありますか?
ユニバーサルデザインとは言語・文化・国籍、老若男女、障害・能力の差異、有無を問わずすべての人が利用できる施設や製品のデザインのことです。

一見、バリアフリーとよく似た印象を受けるのですが、バリアフリーは「高齢者や障がい者など生活弱者が直面するバリア(障壁)を無くす」という観点に立った言葉なのです。
ですので、完成形は同じでも、はじめから全ての人が同じように利用できるように、という理念のもとにデザインされたユニバーサルデザインとはまた少し違った考え方になります。

ではユニバーサルデザインの家とはどのようなものなのでしょうか。
ポイントはいくつかあります。

まずは手すりです。階段はもちろん、廊下、トイレやバスルームなど、座った姿勢から立ち上がるときは力がいるので、このような場所に手すりがあると便利です。
また、バスタブの深さや縁の高さ、トイレの便座の高さなどを少し低くするだけでも、ご高齢の方やお子様もうんと使いやすくなることでしょう。

次に床の段差や出入り口の広さです。
車いすで生活する方や、足腰が丈夫でない方にとって、幅の狭い出入り口は不便でしょうし、少しの段差でも危険要素になってしまいます。
また、玄関を引き戸にするといった工夫も車いすで生活する方にとっては暮らしやすさが増すのではないでしょうか。

他にも生活動線を考えたデザインもユニバーサルデザインのひとつです。
年を重ねると、トイレが近くなると言いますよね。そんな時、寝室の近くにトイレがあれば、夜中に家の中を行ったり来たりするストレスも軽減されるのではないかと思います。

また、照明のスイッチの位置や大きさもユニバーサルデザインと関わってきます。
スイッチが低い位置にあれば、お子様や車いすの方にも手が届きやすいでしょう。スイッチの大きさなど些細なことと思われるかもしれませんが、実はスイッチを大きくするだけで、押しやすさもかなり変わってくるのです。

いかがでしょうか。
ユニバーサルデザインを採り入れ、みなさまが暮らしやすい家にしてみませんか。

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