2023.11.06
信州の建築紹介
こんにちは。
ドラフトデザイン課のオゴウです。
今回は、建築業界で働く私の「信州のオススメ建築」と初めてこの建築を訪れた時のエピソードを紹介させていただきます🍁
紹介させていただくのは、軽井沢町にあります「軽井沢千住博美術館」です。
軽井沢千住博美術館は、日本画家千住博氏と建築家西沢立衛氏のコラボレーションによって生まれ、
アートと軽井沢の自然が調和した空間が魅力の建築です!
美術館へのアプローチ
館内は📸NGなので、是非直接訪れてみてください
初めてこの建築を訪れた時のエピソード
私が初めてこの建築を訪れたのは建築学生のときでした。
いつも建築を見るときは設計側の目線で、どういうこだわりがあるんだろう?何を意図しているんだろう?
と自分なりに考えながら巡っています。
しかし、この建築の時は違いました。
何も考えず美術館を巡ったり、ベンチに座ってただアートを眺めたり、美術館から見える植物の色合いを見ていたり、
設計の意図を考えることを忘れて、美術館での時間をゆっくりと過ごしていました。
美術館を出た後、設計のこと考えること忘れてたーと思ったのですが、
しばらくして、これが本来建築として、美術館として、求められる空間の体験だったのでは? と考えるようになりました。
美術館の本来の用途は「アートを鑑賞すること」です。 建築は、その用途のための”わき役”であるとも思います。
なので設計的な意図のことを忘れて、アートや美術館に没頭していたこの時の私は、
建築として最も理想的な感じ方をしていたのだと気づきました。
この時の体験から私は建築そのものよりも、その建築の中でどういう感じ方をするか?どういう居心地がいいのか?という考えをするようになりました。
こうした経緯から、最もこうした空間の居心地が求められるのは日々の生活を過ごす「住宅」であると思い、
現在のサンプロ入社に至ります。
おそらくこの建築、この日の体験が無ければ、サンプロに入社することもなく、住宅業界を目指すこともなかったと思います。
私のエピソードが少し長くなってしまいましたが、綴った思い出も含めて私の中で思い入れの深い場所です。
是非、建築を見に行くというよりは、風景や自然を楽しみに行くイメージで、気軽に行っていただければと思います🍃
軽井沢千住博美術館HP
最後までお読みいただきありがとうございました。