2022.06.23
太陽と建築
皆様はじめまして、新入社員のカラサワと申します。
日頃は、新築事業部ドラフトデザイン課に所属し、図面作成や模型作成をしております。
最近は夏至を過ぎ、暑くなる日々、、、。
いよいよ夏、といった感じです。
今回は夏至と言えばの建築物を紹介させていただきます。
その名も「江の浦測候所」
測候所とはその名の通り気象観測を行う場所ですが、この「江の浦測候所」は、観測機器などが置かれず、海に面した広大な敷地にオブジェや建築が配される芸術の場所です。
なぜ、夏至と言えば「江の浦測候所」なのか。
それは、夏至の朝に太陽が昇る方角と冬至の朝に太陽が昇る方角に合わせ、夏至の建築、冬至の建築とが重なるように構成されているからです。
この建築のコンセプトには
『新たなる命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。
天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにこそかすかな未来へと通ずる糸口が開いている』
とあり、この建築構成とすることで、夏至と冬至の角度のずれを建築により可視化させ、宇宙の摂理を感じ取ることができます。
ちょうど1年前、私も実際に足を運び空間やランドスケープ(景色や風景)を体験しました。
実際に体験してみると、夏至と冬至の太陽位置の変化を実感し、驚くとともに、自然、時間とともに生きることを再認識させてくれます。
場所は、神奈川県小田原市。ぜひ、江の浦測候所の空間やランドスケープを味わってみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上新入社員カラサワでした。