2016.08.24

家を建てるときに必要なお金

前回、注文住宅を建てる際には建築費以外にも費用がかかることに軽く触れました。
今回は、家の工事以外にかかる費用について紹介していきます。

実は、住宅を建てる際に必要になってくる費用の全てを総費用と呼び、この総費用を3つに分けることができます。
その3つとは、本体工事費用・別途工事費用・諸費用です。

本体工事費用とは、読んで字のごとく家本体を建てる際の費用のことを指します。
また、住宅を建てる土地の代金もこの本体工事費用に含まれていることが多いのです。

総費用のうち、別途工事費用と諸費用が家そのものの工事以外にかかる費用と言うことができます。
では、これらの費用はどのようなものなのでしょうか。

まずは、別途工事費用です。
これは、ガスや水道などの敷設工事、駐車場や庭などの外構工事、エアコンや照明器具、カーテンの購入などに使われるものを指します。
この別途工事費で気を付けておくべき点は、家を建てる土地などの条件によって金額が変わってくることです。
高低差のある土地や、道路から離れている土地ではガスや水道の引き込み費用が高くなってしまいます。また、地盤の弱い土地では地盤改良をする必要が出てくるからです。
安い土地を購入する際には、別途費用が多くかかってくる土地なのかを聞いてみてはいかがでしょうか。

次は、諸費用です。
この諸費用で注意してもらいたいのは、住宅取得前後に現金で支払わねばならない費用であるということです。
そのため、現金を余裕が出る程度には用意しておきましょう。

諸費用には、各種税金や住宅ローンの手続き料、地震保険・火災保険などの保険料、引っ越し代や家具・家電の購入費が挙げられます。
この諸費用は、忘れられがちですが実はかなりの金額になってしまいます。
特に、税金や売買契約書と工事請負契約書に使われる印紙代はかなり高額になる場合があります。
そのため、住宅を建てる土地を決めるときに手続きに必要な費用を調べておくと良いでしょう。

住宅を建てるための予算は、全てを住居の費用に充てることはできません。
資金計画を立てる際には、これらの点に注意しておきましょう。

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