2016.11.07
床材の種類:フロアタイル
前回は陶磁器製のタイルをご紹介しましたが、今回はタイルという名を持ちながら、陶磁器製のそれとは似ても似つかぬフロアタイルについてご紹介していきます。
前回も少し触れましたが、フロアタイルは塩化ビニル素材でできており、木目調からフローリング柄、石目調のものまで様々なデザインのものがあります。
その厚さはだいたい2.5㎜以上あり、耐久性にも優れているのが特徴です。
最大のメリットは、施工が簡単なことにあり、床材の専門知識が全くない方でも貼り替えが可能なほどです。
また、塩化ビニル素材ですので水分や油分にも強く、キッチンなど水回りにも安心して設置することができるでしょう。
フロアタイルと似たようなものに、クッションフロアというものがある、ということにも前回少し触れましたが、これら2つの違いは厚さのほかに形状にもあります。
クッションフロアがシートの形状をしているのに対し、フロアタイルは通常のタイルのように、1枚1枚独立しています。ですので、傷んだところ、汚れたところだけを貼り替える、といったことも可能なのです。
ご家族に車いすで生活される方がいて、外と同じ車いすを家の中でも使用するならば、汚れも気になってくるところでしょう。
塩化ビニル素材は中性洗剤を使うことで簡単にきれいになるのですが、あまりにも汚れが目立ってきて貼り替えたいと思ったときに、みなさまでもすぐに貼り替えることのできるフロアタイルなら、心に余裕ができるのではないでしょうか。
フローリングに比べるとかなり安価で、下地も選ばないフロアタイルですが、ひとつデメリットとしては、素材の特徴によって家具やカーペットからの色移りがある、ということです。なので、淡い色のフロアタイルを使用する場合は注意が必要です。
いかがでしたか?
無垢フローリング、複合フローリング、陶磁器系のタイル、フロアタイルと4つの床材を提案させていただきました。
みなさまの生活スタイルに合った床材を選んでくださいね。