2016.10.23

床材の種類:フローリング無垢材

家を建てるとき、素材にはこだわりたいものですよね。中でも、部屋の床というのはほぼ常に足の裏に触れるものになるので慎重に選びたいものの一つではないでしょうか。

ですので、今回から4回に渡り、床材について紹介していこうと思います。

第1回目は、無垢フローリングです。
最近、人気とともに知名度もぐんぐん上がってきている無垢フローリングですが、その人気の秘密と注意点を挙げていきます。

暮らしの高級感や質が求められてきているこの時代、無垢フローリングが人気の理由はおそらく、無垢材の最大の特徴である質感・肌触りにあるのではないかと思われます。

無垢フローリングの木材は1本の木から直接伐りだしたものです。そのため、その木の特徴がフローリングになってもよく表れます。
また、無垢材は木が生きていると言われ、断熱性や調湿性にかなり優れています。この機能のおかげで、無垢フローリングは、夏は涼しく、冬はあたたかく感じられるのです。
信じられないかもしれませんが、どんなに暑い夏でも、無垢フローリングの床に寝転がると床はいつもヒンヤリとしていて本当に気持ちがいいのです。

しかし、無垢材ゆえの注意点もいくつかあります。
みなさんが一番気になるところはやはり傷や染みではないでしょうか。
無垢材は樹のやわからさをそのまま反映します。特にスギやパイン(松)などの針葉樹は柔らかいといわれており、物を落とすともちろん、椅子を引きずったりするだけでも傷はついてしまうでしょう。
また、無垢材は水分を吸収しやすいので、染みをつけたくない方には塗装が必須となってきます。

無垢フローリングの塗装には、オイル塗料を代表とする浸透系の塗装と、ウレタン塗料を代表とするコーティング系の塗装に分けることができます。
それぞれ塗料の耐久性、傷がついてしまったときの手入れのしやすさが異なるのです。
一般的に、オイル塗料は木の質感を保つ一方で、ウレタン塗料は艶やツルツルの肌触りを生み出します。

いかがでしたか?無垢フローリングの魅力を知っていただけたでしょうか。

次回は複合フローリングについて書いていきますね。

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