2016.10.28

床材の種類:複合フローリング

床材の種類:複合前回お伝えした通り、今回は複合フローリングについて書いていきます。

床材を比較するとき、無垢フローリングの対極として挙げられるのがこの複合フローリングなのですが、では、複合フローリングにはどのような特徴があるのでしょう。

そもそも複合フローリングとはいくつかの板を接着材で貼り合わせた合板の表面に、表面化粧板と呼ばれる1㎜程の天然木の単板を貼り付けたものを言います。
無垢フローリングとは違い、デザインやカラーバリエーションが豊かですので、お部屋の雰囲気に合わせて色を選べるのもこの複合フローリングの特徴の一つとなっています。
無垢フローリングの場合は板の隙間が時期によって広くなったり狭くなったりし、その隙間のお掃除が大変なときもあるのですが、複合フローリングは反りや収縮が少ないので、そのような問題に悩まされることも少なくなるでしょう。

また、複合フローリングには様々な機能を備えたものがあります。
その例としてまず、傷や凹みに強いものが挙げられます。これは、掃除機を使ったり、イスを引いたりしたときにも傷がつきにくく、重い家具を置いていても凹まないという点に特化しています。

また、遮音性能を備えたものもあります。2階でピアノなど楽器を演奏すると音が響きますよね。そんな部屋にお勧めできるのがこの機能なのです。

他にも床暖房対応のフローリングもあります。通常のフローリングでは、床暖房は反りやひび割れの原因となってしまうことが多いのですが、この機能を持っているものなら、そのような心配もせずに済み、冬も快適に過ごせるのではないでしょうか。

また、合板フローリングは無垢フローリングよりも踏み心地が硬いので、車いすで生活される方にとてもお勧めできる床材です。

一方で、注意しておきたいのは、複合フローリングには接着剤を使用している、という点です。
接着剤は化学物質ですので、化学物質にアレルギーのある方や、シックハウス症候群が気になる、といった方は注意が必要です。

次回は、タイルの床材について書いていきますね。

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