2018.02.20
新築住宅を手に入れる前に行う資金計画の流れ【前編】
資金計画の重要性については他の記事でお話しておりますが、具体的にはどのように行っていけばよいのでしょうか。
今回は資金計画の流れの前半部分をご紹介します。
1.使えるお金を把握、残しておく・住宅費用に充てる割合を決める
まず、ご家庭の現金・預金・貯金・定期預金などの現状の資金の集計を行います。
同時に両親や親族からの援助が受けられるかも確認しましょう。
これらを合わせた額から将来のために残しておく資金を除き、土地や家の購入費用として使える資金がどのぐらい手元にあるのかを計算します。
ここで気を付けていただきたいのは、手元にあるお金全額を使おうとはしないということです。
将来的に急な出費がある可能性もないとは言えませんので、不測の事態に備えて使わない資金も考慮しておくようにしましょう。
2.住宅を購入する際にかかる費用および諸費用を調べる
次に購入したい住宅の価格について調べます。既に建築されている住宅や購入時と同じ状態の時については評価額を見積もってもらい、まだ住宅が建築されていない場合には概算で計算します。
また諸費用として何があるかも確認しておきましょう。
3.自己資金とかかる費用の比較をする
算出した住宅新築に必要な額と最初に求めた自己資金の額を比較します。
もし住宅新築に充てられる費用が購入費用と諸費用の合計を上回っていれば、特に何も問題はありません。
そのお金で購入代金と諸費用を賄えていますので、あとは税金を納めるだけで済みます。
ただ、そのようにうまくいかない方も少なからずいらっしゃることかと思います。
現状充てられる費用が必要な費用の合計を下回っている場合は、住宅購入の計画自体を再検討することも視野に入れつつ、頭金と住宅ローンについて考えることになります。
◎最後に
今回は資金計画の流れの前半部分をご紹介しました。
頭金や住宅ローンの支払いの話につきましては、別の記事にて紹介しておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。