2018.08.13

注文住宅の住宅ローン返済のための融資先別、借入額の目安とは?

注文住宅を建てる際の支払い方法としては、現金で一括払いではなくローンを組むのが一般的です。
「どれくらいの額までなら借りられるのか、どれくらいの額を返さなければいけないのか。」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

 

そこで今回は、実際にどういった返済プランが立てられることが多いのかについてお話しします。

 

□融資先の違い
融資先としては大きく二つに分かれ、住宅金融支援機関が提供するフラット35と銀行などの民間ローンがあります。
両者の違いは、借入審査のハードルの高さと金利の違いです。

 

フラット35は、保証人が不要で借入審査のハードルが低く、固定金利を設けています。
そのため、長期的な返済を考えた際に、安心して返済できます。

 

一方で、民間ローンは現在の金利においては、総借入額はフラット35よりも安いです。
しかし、金利が変動するため長期的な返済の見通しが立てづらいというデメリットがあります。

 

□返済額について
フラット35と民間ローンのそれぞれの金利をもとに実際の総借入可能額と月ごとの返済金額を算出してみると次のようになります。
以下は、年収(万円)と年間支払限度額の割合を表しています。

 

・民間ローン
年収300未満:年収の25%以内
年収300~400:年収の30%以内
年収400~500:年収の35%以内
年収500以上:年収の40%以内

 

・フラット35
年収400未満:年収の35%未満
年収400以上:年収の35%以上

 

借入額の詳しい計算方法について例を挙げながらご説明します。
仮に年収600万円の35%の借り入れだとすると、年間支払限度額は600万円×0.35=210万円です。
つまり、毎月借りられる額は210万円÷12=17.5万円です。

 

ここで、固定金利が1.1%だった場合の総借入可能額は約6100万円だと算出されます。
これは一例に過ぎないので、実際の見積もりに関しては、各融資機関に見積もりを依頼すればすぐに出してもらえるでしょう。
そのため、一度依頼してみてはいかがでしょうか。

 

これまで、住宅ローンを返済する際の、融資先の比較と借入の見積額についてお話ししました。
借入期間やその他手数料を考えると総支払額は変動するでしょう。

 

また、一概にどちらの融資先が得だと断言はできません。
そのため、一度見積もりに出すことをおすすめします。
長期的な視点での資金計画が注文住宅の購入には必須です!

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