2018.09.27

注文住宅購入をご検討の方へ:資金計画の注意点

マイホームは、ご家庭を築かれた方の多くにとって憧れだと思います。
マイホームについて期待に胸を膨らませる一方、不安もあるのではないでしょうか?
住宅購入には高額な資金が必要です。

 

多くの場合、金融機関の住宅ローンを利用することになります。
しかし、きちんと資金計画を考えずに融資を受けたためにローン返済に追われて苦しい生活を送る方も少なくありません。
今回は失敗しない資金計画を立てる際に注意してほしい点についてご紹介します。

 

□ボーナスを返済計画に組み込んでいた
金融機関での借り入れ金額は年収によって決まります。
ボーナスは年収に含まれるためボーナスが借り入れ可能金額に関わる訳ではありません。
しかし、住宅ローンの設定の際にボーナスの額について聞かれることが多々あります。

 

これは、ローンの返済額の設定方法に影響するからです。
ボーナスを考慮し毎月の返済金額を少額に設定して、年二回のボーナスで残りの金額を補填する返済方法があります。
しかし、この返済方法を選択した場合は通常の生活費に対する負担は減るものの、不景気でボーナスが減少した際には多少のリスクがあります。
年収からボーナスを引いた金額での住宅ローンの上限金額を設定すると、比較的安定的な返済計画が立てられるかと思います。

 

□返済期間を検討していない
金額だけではなく、返済期間も重要なポイントです。
返済期間は、退職する前までの期間内に設定することをおすすめします。
退職後は年金で生活される方が大半でしょう。

 

今後の年金制度が不鮮明な中で、退職後の年金で生活費と住宅ローンを支払うことは困難かと思われます。
また、平均寿命が伸びるものの、健康寿命が依然として伸び悩んでいるこの時代は退職後こそお金がかかります。
なるべく現職時代に返済が完了するように返済期間を設定しましょう。

 

□諸経費を考慮に入れていなかった
建物と土地代のみしか住宅購入費に勘定していなかったため、諸経費を用意のためにローン金額が高額にある事例も多々あります。
ここでの諸経費とは具体的に次のような費用を指します。

 

・契約時
印紙税、登録免許税、司法書士報酬、固定資産税、不動産取得税など
・ローン費用、保険料
融資手形料、保証料、火災保険、地震保険料、団体信用生命保険など
・引っ越し時
引っ越し代、インテリア、家具、家電、など

 

新築購入の場合、これらの諸経費は物件価格の約3~7%の価格となります。
また、媒介業者がいる場合は仲介手数料がかかるため追加料金を計算する必要があります。

 

今回は失敗しない資金計画を立てる際に注意してほしい点についてご紹介しました。
予算関連の失敗は資金計画のぬけもれが原因であることが多いです。
これらのことを考慮して、綿密な資金計画を立てて失敗のない住宅購入をしていただければ幸いです。

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