2017.07.29

注文住宅失敗しないために。その2

完全オーダーメイドとなる注文住宅は、モデルルームなどの完成品を見て購入するのと違い、1から自分たちの家を作っていく面白さがある反面、実際に住むまでは気が付かなかったミスなどが起こりがちです。私達は専門の建築家ではないので、先に考慮しておけと言われても難しいのが現状でしょう。前回は、収納の造りと部屋の広さの注意すべきポイントについてお話しましたが、まだまだあります。

 

■音の伝わり
実際に住んでみるまで中々分からないのが音の問題です。足音や話し声、洗濯機の音など騒音はかなりのストレスになります。例えば、家の前に道路がある場合、道路側に寝室を作ってしまうと夜はかなり気になります。また、2階で寝ている時に下の声が聞こえるなど、階が違っていても気になるものです。音の発生源を把握することと、その配置を考えることが大切です。

 

・対策法
図面で音が出る場所を把握して、1階と2階の地図を重ねてチェックしましょう。また、音の発生源をリストアップし、その近くに寝室などが接していないかを考えましょう。

 

■コンセント
家のプランニングの後半で決めるコンセントや照明スイッチですが、生活の便利さを決めるので重要度は高いです。例えば、トイレの照明スイッチが開いたドアで隠れてしまったり、コンセントの数が少なくなってしまったりと、デザインを重視するあまり利便性がなくなってしまうことが多いようです。

 

・対策法
図面に具体的な家具と配置を書きこみ、それに必要な数のコンセントがあるかどうか調べます。また、照明スイッチが開けたドアに隠れないかはよく調べましょう。さらに、家具をリストアップすると必要な数のコンセントが分かりやすいです。

 

いかがでしょうか。音やコンセントで失敗してしまうと、実際に住む時にかなりストレスになります。そうならない為にも、対策法をしっかりと実行しましょう。次回も、注意点とポイントについてお話していきます。

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