2017.08.03

注文住宅失敗しないために。その3

完全オーダーメイドとなる注文住宅は、モデルルームなどの完成品を見て購入するのと違い、1から自分たちの家を作っていく面白さがある反面、実際に住むまでは気が付かなかったミスなどが起こりがちです。私達は専門の建築家ではないので、先に考慮しておけと言われても難しいのが現状でしょう。前回は、音・コンセント・スイッチについてお話しました。まだまだあるので見ていきましょう。

 

■視線
図面で間取りをチェックする時にどうしても見落としがちなのが、中と外からの視線です。具体的には、玄関を開けたらすぐにリビングなのでお客さんが来た時に気になる、リビングの窓が大きすぎて外からの視線が気になるなど。実際に使ってみないと気付きにくいですね。

 

・対策法
図面上で実際にドアを開けたつもりになって考えてみましょう。少し離れていても一直線になっているところは注意が必要です。さらに、外からの視点も考えましょう。1階の図面には隣の1階の窓、2階の図面には隣の2階の窓を書き込み、道路沿いの窓には外からの視線を書き込むようにしましょう。

 

■明るさと暗さ
光の入り方は1つの要素で決まるのではなく、窓の大きさや周りの建物、季節などによって変わるので注意が必要です。例えば、玄関に光が入らず、帰宅する時にいつも真っ暗だったり、リビングを大開口にしたら眩し過ぎたりなど、様々なシーンを考えなければいけません。

 

・対策法
光の入り方は難しいので、設計士に聞くようにしましょう。朝と正午、夕方で光の入り方はもちろん変わるのでそれらを考慮した設計が必要です。寝室に光が入り過ぎると非常に眩しいので注意しましょう。また、家族のライフスタイルによって設計も変わるので、ここは専門の人に聞くのが良さそうです。

 

いかがでしょうか。視線や明るさと暗さで失敗してしまうと、実際に住む時にかなりストレスになります。そうならない為にも、対策法をしっかりと実行しましょう。次回も、注意点とポイントについてお話していきます。

ホーム > 注文住宅失敗しないために。その3