2018.09.02

注文住宅建設時の予算オーバーの対処法とは?

注文住宅の外観・内装のデザインを依頼する際に、よくある問題として次のような事例が挙げられます。
それは、「打ち合わせの度に自分の要望を追加しすぎるあまりに、気付いた頃には当初の予算をオーバーしてしまう。」というものです。
では、こうした予算オーバーを未然に防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。
今回はその対処法についてお話しします。

 

□見積もりの前にできること
自分が本当に住みたい住宅や質の高い住宅に住むために正確な予算を把握したり、より多くの予算を確保したりしましょう。
具体的には、将来のキャッシュフローの表を作ったり、頭金を増やして借入額を増やしたりするなどです。
キャッシュフロー表を使うと、自分がこれからの私生活に使う費用のうちで、無駄な費用の削減に役立ちます。

 

□見積もりの後にできること
たとえ予算を増やしたとしても、見積もりをする中で要望は増え続け、建築費はかさんでしまいます。
そのため、予算をオーバーしてからの対応も重要です。
ただし、この時点で予算を増やすのはおすすめめできません。

 

なぜならば、この時点の予算増加はそれ以降の生活を苦しめることになりかねません。
どれだけ満足のいく住宅を建てることができても、私生活での資金不足で不満があれば、せっかくの夢のマイホームがもったいないです。
では、建築費を予算内に抑えるために削る方法についてですが、削る部分を間違えると後悔する恐れもあります。

 

*削るべき/削るべきでないポイントについて
最もおすすめな建築費を削る方法は、設備機器のグレードを下げることです。
設備機器のグレードを下げたとしても、生活に支障が出ないことが多く、いざ生活が始まってからも不満がでることはありません。
また、他にも削る点としては、床や壁などのオーダーメイドの部分なども挙げられるでしょう。

 

次に削るべきでないポイントとしては、窓や外壁などの外部との接触がある部分です。
先ほどとは対照的にこうした部分の質を下げてしまうと、雨漏りや外壁の損傷などに繋がる可能性があります。
これらは実生活に悪影響を与えかねないので、注意してください。

 

注文住宅のメリットとして、自分の要望通りの住宅を作れるという点があります。
妥協しすぎて、満足できない平凡な家になってしまうと注文住宅にした意味がなくなります。
こだわりたいポイントに優先順位をつければ、本当に満足した住宅をつくることが出来るでしょう。

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