2016.10.13

無垢材の家のメリット

皆さん、「無垢材を使った家」というフレーズを聞いたことはありませんか?
このフレーズは、健康志向と共に、住宅が健康に及ぼす被害が出てきてから特に耳にするようになりました。
しかし、無垢材を使った家はどのようなもので、どんなメリットがあるかイマイチ分からないという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、そんな無垢材を使った家について紹介します。

まずは、無垢材とは何かです。
無垢材とは、混じり気のないという意味です。
つまり、無垢材は、混じり気のない木材ということになります。
そのため、無垢材は木本来の質感、風合いを楽しむことができ、化学物質を含まないという点でも、大きな魅力だと言えるでしょう。

無垢材には、他にも大きな特徴があります。
それは、調湿作用です。
調湿作用とは、室内の湿度が高くなれば余分な湿気を吸収さ、乾燥して湿度が低く「なったときには、蓄えていた湿気を放出する作用のことを指します。
よく、木は切って加工されても生きていると表現されるでしょう。
木はこのように常に呼吸をしていて、室内の湿度をある一定程度に調節してくれている働きを考えると、その通りだと思います。

また、無垢材は、繊維の間に空気を多く含んでいるため、熱伝導が金属やコンクリートと比べて非常に少ないです。
そのため、一度温めると冷えにくく、室内の温度を一定に保つことができます。

さらに、木には癒しの効果もあることが分かっています。
色や木目による視覚的な作用、木目に触れた時の触覚的な作用、樹木が発生させる方向成分による嗅覚的な作用など、様々な作用から癒しを得ることができます。

では、他にメリットはあるのでしょうか。
一番最初に説明した通り、無垢材は、木そのものを使用した一枚板です。
そのため、合板とは違い、接着剤が使われるということはありません。

実は、接着剤や塗料に含まれる成分であるホルムアルデヒドなどの有機化合物がシックハウス症候群の原因となってしまっているのです。
これらの有機化合物は、揮発性が高く、暮らしているうちに蒸発して空気中に溶け込み、人の身体に入ってシックハウス症候群などの症状が出てしまいます。
しかし、シックハウス症候群の原因にもなる接着剤を使わない無垢材を使用することによって、シックハウス症候群のリスクを減らすことができるのです。

また、無垢材を床や壁など、触れる場所に利用することによって、木のぬくもりを感じることができます。
ぜひ、家を建てる際には無垢材を使用してみてはいかがでしょうか。

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