須坂市 | 自然素材の家 | 中庭を囲んで暮らす家中に光があふれる住まい 須坂市／K様邸／家族構成：3人

• 01.Story
• 02.Plan & Data

広がりと落ち着きを両立
内と外の中間域を生かして
「静かなる開放感」を味わう

当初は市街地のマンション購入を検討していたというKさんご夫妻。いくつかのモデルルームに足を運んでみたところ、思いのほか狭くて暗がりが多い印象を持ち、「やはり庭のある一軒家の方がいいのでは」と新築へと舵を切った。依頼先はサンプロ。展示場を見て回る中でひと際印象に残り、担当した建築士・森川さんの人柄の良さや知人の後押しもあったことから、迷わず依頼を決めた。「実際の家を見せていただいた時、丁寧につくられているのを実感できたのも大きい」と振り返る。
建築地は、住宅街の一角で南側がオープンな敷地。日当たりもよく開放感がある一方、周囲から見えやすいため、開放感と落ち着きの両立が課題となった。そこで提案されたのが中庭的なデッキを囲むように建物を配置し、内と外をつないで奥行きを持たせつつ視線を遮るという手法。「プライバシーが保たれているのにものすごく明るくて、開放感があります」と奥さま。「土間がポイントかな。履物の脱ぎ履きができてサッとデッキにでられる。デッキで星空を眺めることも多いですよ」とご主人も笑顔だ。
他にも、子育てに重宝するダイニング脇の小上がり和室、時短かつ外干しが叶う家事動線、開放感抜群の書斎、裸足が心地良い無垢フローリングなど、ご夫妻の暮らしに則したきめ細やかな配慮が行き届いている。「これから庭に畑をつくるつもり」とご主人。マンションでは叶わない“庭のある家”ならではのライフスタイルを、Kさんご家族は最高の環境で楽しんでいる。

リビングとL字に結ばれたダイニングキッチンは、デッキとつながる東の窓に面している。朝日がさんさんと降り注ぎ、一日のスタートに最適。キッチンの南側(奥)は、水周りやランドリーエリアが続く

ダイニングの隣にある4.5帖の和室。リビングとは開口でつながり、程よい落ち着き感のある空間。

玄関から一歩入ると、吹き抜けの向こうにダイニング、その隣にリビングと半独立でつながる和室が一望でき、抜けと開放感、落ち着きがほどよく共存。ご夫妻お気に入りのニューオークの無垢床は、温もりある雰囲気が決め手だ

L字型に囲まれたデッキはまるで中庭のよう。「2面開口で家の中へたっぷり光が入ります。デッキでの豊かな時間は、マンションでは叶わなかったことのひとつですね」とご夫妻は満足そう

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このページに記載されている記事本文、写真等は「ナガノの家」VOL.17より転載しています。
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