長野市／注文住宅／美しい景色をつくりだす リュクスな暮らし 長野市／K邸 家族構成／2人、犬1匹

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今も未来も心豊かに暮らす
暮らしを紡ぐタイムレスデザイン

広い敷地にゆったりと建つK邸は、吹き抜けの2階と平屋を連ね、庭に向かって開くようなつくり。開放的ながら落ち着きがあり、ただそこにいるだけで心地がいい。「長く暮らすことを大事に考えたんです」とKさんご夫妻。ワンフロアで暮らせる平屋をベースに落ち着いた佇まいに仕上げたのは、“長く暮らす”ことを想像した所以だ。「家族が増えた後も子どもが巣立った後も、自分たち夫婦はずっとここに住み続ける。それなら近い未来だけでなく、何十年先の暮らしも大事に考えなければと思ったんです」。
建築は、「デザインと温熱環境・省エネ性の最適バランスを取りつつ、快適な環境を整えてくれるという安心感がありました」と信頼を寄せるサンプロに依頼。設計にあたり要望したのは、広く開放的に暮らせること、メンテナンスの負担が小さいこと、飽きのこないデザインであること。「50代、60代になっても違和感なく暮らせるよう、今の好みや流行りにとらわれない素材・色選びにも配慮しました」。また、家事負担を減らすアイデアも随所に。生活動線や収納の充実を図り、時短家電や機器をフル活用してゆとり時間を生み出せるよう、設計段階から意識を配った。
新居に暮らして一年。「穏やかで心豊かになる暮らしが叶いました」と奥さま。ご主人も「朝起きてすぐ、庭の景色が目に飛び込んでくるのは極上の幸せ」と目を細める。日々を大切にするご夫妻が何十年先の未来へ心を寄せてつくった住まいは、綿々と紡がれる穏やかな日々を包み込んでくれる。

ダイニングキッチンエリアは天井高を窓枠の高さまで下げ、レッドシダーの板張りに。仕上げが軒天とつながり、視線が窓の向こうに誘われる

南の庭に面した寝室。「朝起きて、ブラインドを開けた瞬間光が差し込んで庭が見えるような暮らしがしたかった」とご主人

キッチン奥は水回り動線につながる。洗面台の左手は脱衣室、浴室へと続き、右手はランドリールームへ。造作洗面台にはブルーを基調にダイヤ型モザイクタイルをあしらった

シンプルに暮らしを装う
建築士が導いた機能美

ダイニングの南面窓を開けるとタイルテラスへ。「ウッドデッキも考えましたが、メンテナンス性を考えてタイルを選びました」　

玄関土間の引き戸を開けるとバックヤード動線が登場。両側に壁面収納があり、アウトドア用品が収まる階段下収納にも接続。ひとつの動線上でさまざまな収納が完結するうえ、愛犬のトイレやお掃除ロボットの基地も兼ねる

浴室・脱衣室・洗面・ランドリールームを結ぶ動線は、その先のWIC伝いに寝室へ抜けられる。ランドリールームに備えたガス乾燥機やスチームクローゼットが、家事時間の劇的な短縮に貢献

明かりが灯ると、キッチンは一段と大人っぽい表情に。「ダウンライトは極力設けず、間接照明で必要な明るさが確保できるようにしました」とご主人

北側から見た夕景。ガレージの奥に木製ドアがちらりと見え、アプローチに歩を進めたくなる演出

北側道路かつ南側が隣地より1mほど高い敷地なので、周囲からの視線を気にせず過ごせる。愛犬とのくつろぎタイムはご夫妻の何よりの癒し

2階バレエスペースの一角には趣味コーナーも。床は奥さまのリクエストで滑りにくいリノリウム仕上げ

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このページに記載されている記事本文、写真等は「ナガノの家」VOL.21より転載しています。
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