安曇野市 | リノベーション | 冬寒く夏暑い広すぎる家から両親の想いが蘇る快適な住まいへ

安曇野市 | リノベーション | 冬寒く夏暑い広すぎる家から両親の想いが蘇る快適な住まいへ 安曇野市/I様邸 家族構成/夫、妻

キッチンからリビングダイニングを望む。考え抜かれた照明が空間を美しく彩り、窓の外の丹精込めた庭園の眺めが屋内にも潤いを与えてくれる。大きな開口と大空間だが、「断熱性の高いサッシをはじめとする断熱改修のおかげで、エアコン1台で一年中快適です」と奥さま

Before

カーペット部分が以前のリビングで、脇に広縁付きの和室が続いていた。窓は大きいものの壁や建具で隔てられ、庭をゆっくり眺めることは無かったそう

Story

快適な住環境の実現が
両親からの想いをつなぐ

リビング南面の窓辺の椅子に腰かけ、ゆったりと望む緑豊かな庭。かつてお父さまが愛した庭だが、以前はその良さが分からなかったというご主人。しかし今、和室とリビングをつなぎ、庭への視界が開けたLDKの一隅は、ご主人を癒すお気に入りの場所になった。
リフォームのきっかけは、ご両親の他界と長女の自立により、ふたり暮らしには広すぎる家を持て余していたこと。さらに冬寒く、夏暑い住環境を改善したいという切実な願いもあった。そんな時足を運んだのが、サンプロのリフォームフェア。自然素材の良さや耐震・断熱性能の向上など、当初はさまざまなアドバイスを受けながらも今ひとつ実感が湧かなかったという。しかし、スタッフの真摯な姿勢に心打たれて多くの見学会に参加。「本当に暖かいかどうか試すために、ものすごく寒い日を選んで行ってみたり」と笑顔で振り返るご夫妻。その結果、スタッフの言葉通り暖かく快適なことを実感し、パートナーに選んだ。
住み始めてから早一年、四季をひと巡りして感じることは、一階で完結できる快適なプランニングや住環境の快適さ、そしてご両親が込めた家への想い。「父親が築いてくれた家のありがたさが、ようやく分かりました」。そんなご主人の言葉が印象的だった。

左:キッチンバックはタイル張りで、ベージュの目地が優しさを演出。日を追うごとに好きになる、ご夫妻のお気に入りポイント/右:珪藻土の塗り壁に仲良く並ぶリースはご夫妻のお手製。和やかな空間にぴったり

キッチンのダイニング側には絶妙な奥行きのカウンターを設置。朝食やティータイムなどに活用中

左:リビング南側の窓辺は、床にタイルをあしらって土間風に。庭を眺め、ゆったりとした時の流れを感じられるご主人憩いのスペース/右:オークの無垢フローリングや木製ブラインド、優しく灯る間接照明など、温もりある内装で統一された穏やかな雰囲気のリビングダイニング。以前はソファ背面の柱を境にふた部屋に分かれていたが、ひと続きのLDKとすることで開放感とともに庭を望む心地よさも実感できる

左:以前は北西側にあったキッチンを、リビングダイニングと同じ空間へ移動。勝手口やパントリーも隣接させた。キッチンはWOODONEのスイージー。オーク材の美しい風合いはもちろん、シンク下にダストボックスが入るなど使い勝手の良さも奥さまのお気に入り/右:以前よりも広く生まれ変わったサニタリースペース。手入れのしやすさも考え、TOTOエスクアの洗面ボウルと一体型の洗面カウンターに

トイレは寝室近くに移動。ブルーグレーの扉の奥に見える水洗は、奥さまがひと目惚れしたという伊吹物産のエッセンス

左:庭との調和が見事な外観。屋根は既存のままだが、壁や天井に断熱材のセルロースファイバーなどを追加施工し、断熱性を格段にアップさせている/右:以前ダイニングだった、中庭に面する眺めの良い空間を寝室へ。開口部には遮熱サッシを用い、冬の寒さや西日の暑さに左右されず、心ゆくまで眺めを堪能できる

左:寝室北側のWIC。充分な収納量に加え、有孔ボードも活用して趣味の道具が整然と収まっている/右:WICとつながる家事室は、壁の一部を調湿性の高いエコカラットに。室内干し用の設備も設えた。東側に造作したカウンターは、アイロンがけなどちょっとした家事に重宝

Plan & Data

築年数
37年
構造・工法
木造軸組工法(2階建て)
延床面積
323.51㎡(97.67坪)
リフォーム面積
132.79㎡(40.09坪)
工期
約8カ月
竣工
2020年8月

著作権について
このページに記載されている記事本文、写真等は「ナガノの家リフォーム・リノベーション」VOL.5より転載しています。
こちらの情報の著作権は、株式会社長野こまちに帰属します。

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