2018.08.18

注文住宅の頭金を支払う際の注意点とは?

注文住宅を購入する際に、支払う金額として頭金があります。
しかし、貯蓄額全てを頭金として支払ってしまうのは大変危険です。

 

確かに頭金は多い方がローン返済が楽になります。
しかし、資金計画を立てずに頭金を支払ってしまうと、自分の生活を苦しくしてしまいかねません。

 

そこで今回は、頭金として支払う額の決め方などについてお話しします。

 

□頭金とは?
頭金とは、新築を購入する際にあらかじめ建物の購入費の一部として支払うお金を指し、現金で支払われます。
また、購入者がその額を自由に決められます。

 

この額を自由に決められるという特徴には、今後の月ごとの支払額を自分で決められるというメリットがあります。
また一方で、自分の将来の支払い計画を立てなければいけないという責任もあります。

 

□頭金を増やす/減らすメリットについて
住宅の購入額として、頭金と住宅ローンがあります。
注意点としては、住宅ローンには金利が発生する点です。
そのため、頭金を最大まで増やして住宅ローンの借入額を少なくするのが必ずしも良いという訳ではありません。

大切なのは、住宅ローン控除と貯蓄額の一部として頭金を支払うということです。

 

*住宅ローン控除とは

住宅ローン控除とは、年末時点での住宅ローンの残額に応じて納めた税金の一部が確定申告によって戻ってくることを指します。
この控除は年間最大40万円で10年間続くため、最大400万円戻ってくる場合があります。
これを上手に使うと、貯蓄額を残して生活に余裕を持てます。
ただし、人によって戻ってくる額が異なるため、やはり頭金自体の量を減らすというのが大切です。

 

□貯蓄はどれくらい残せば良い?
頭金を増やすことで、総支払額が少なくて済むということは決して間違いではありません。
しかし、頭金の元手である貯蓄額は、生活費や緊急時のお金としてある程度は残しておくべきです。

 

では実際にどれくらい残せば良いのでしょうか。
残しておくお金は、物件価格以外にかかる費用・生活費・将来用の貯蓄などでしょう。
物件価格以外にかかる費用とは、仲介手数料や税金などです。
生活費については、会社員の方は生活費の4〜5カ月分、自営業の方などは1年分くらいを目安に残しておいてください。

 

また将来用の貯蓄については、車のローンや、子供の学費など将来的に必要な項目を確認することをおすすめします。
それぞれの要素のついての額を計算して、貯蓄額を残すと安心でしょう。

 

今回は頭金についてお話ししました。
ローンの支払額を少なくしようと頭金を払いすぎると、それ以降の生活に支障が出てしまいます。
そのため、払い過ぎには注意してくださいね。

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