Uターン移住した家族が穏やかに暮らす、アーバンモダンな住まい長野市
STORY
移住先の住まいは、
敷地のよさを最大限にを生かして以前は首都圏にお住まいだったオーナーご夫妻。子育てのために、出身地である長野県にUターン移住を決断。
生活の利便性や交通アクセスを考慮して、長野市に住まいを計画した。奥様の親族から受け継いだこの敷地は、市街地にアクセスしやすい便利な立地ながら、自然に恵まれたロケーション。
敷地のよさを最大限に引き出すため、2階の書斎には裏山のビューを美しく切り取る窓を提案している。シンプルモダンな外観の魅力
グレイッシュな色彩と、直線を生かしたモダンなデザインがシンプルななかに力強さを感じさせる外観。
南面に大開口をデザインして、室内と庭の一体感を演出しながら南面には深い庇を設けているため落ち着いた印象で、プライバシーに配慮した設計だ。
前面道路から見える西側はシンプルなシルエットながら、外壁の一部をL字型に迫り出させ、ツートンカラーで色を分けることで、奥行きを演出している。太陽や風の心地よさを活かす
パッシブデザインサンプロが誇る高気密・高断熱設計に加えて、太陽や風などの自然エネルギーを生かすパッシブデザインを採り入れた住まい。
軒の奥行きは、夏は直射日光をほどよく遮り、冬は貴重な日差しを積極的に取り込むよう設計されている。周囲に隣家が立ち並ぶ住宅地ゆえ、視線に配慮した開口設計をしつつ太陽の光と熱を生かすことで、持続可能な設計を目指している。暮らしやすさを考え抜いた
巧みなプランニング間取りや収納は、日常の家事がストレスなく行えるよう徹底的に配慮した。
洗面室、ウォークインクローゼット、脱衣室、浴室を一直線上に配置。洗濯の際は、脱衣室の洗濯機から服を出して、そのまま干せるよう室内干しを設置した。乾いたら、隣のウォークインクローゼットに移動するだけで収納が完了する間取りだ。
上下階はリビング上部の吹き抜けでおおらかにつなぎつつ、生活音や匂いが伝わりすぎないよう配慮し、プライベート空間である2階と緩やかに分けている。プライバシーを確保し、
ゆるやかに過ごせるLDK住まいの中心は、明るくおおらかなLDK。上部が吹き抜けのリビングスペースは、大開口からの光を楽しみながらゆったりとくつろぐ空間だ。
一方、天井の高さを2.4mに抑えたダイニングは、落ち着いた雰囲気。
南側に、大開口とタイルデッキを介して広い庭と連続させることで、数字以上の広がりを感じさせる空間をデザインしている。住宅密集地に位置しながら、視線を気にせず過ごせるよう配慮しているため、家族がリラックスして過ごすことができる住まいだ。モダンの中に
遊び心をミックスしたインテリア室内はグレイッシュをベースに、アーバンモダンな雰囲気でコーディネート。
LDKは白とブラウンをベースに、柔らかな色を使ったアクセントウォールに取り入れるなど、素材感をミックスすることで奥行きをもたらした。
洗面カウンターには大理石を思わせるタイルを採用し、2階の寝室や書斎、トイレも壁の一面のみ壁紙を変えて、遊び心をプラスした。
和室は飾り棚に間接照明をしつらえ、情緒あふれる空間に。全体をシンプルに統一しつつ、心躍るエッセンスを取り入れた。