アクセサリーが楽しい家松本市
STORY
暮らしの新たな楽しさ
外壁のライトベージュと窓回りの赤いモールが絶妙なコンビネーションの外観。
ダークブラウンの床や、段ごとに蹴込みの色が違う階段。シンプルながら存在感のあるペンダントライト。そしてキッチン壁のカラフルなモザイクタイルがミッドセンチュリーの雰囲気を醸し出すインテリア。
暮らしの新たな楽しさを教えてくれる注文住宅だ。色彩豊かな素材を使いこなしたインテリア
何しろ色彩豊かなインテリアだ。
ダークブラウンの床フローリングやワインレッドのクッションフロア、エメラルドグリーンの壁紙などが、それぞれの部屋のTPOに合わせて使われている。
中でも極めつきはキッチンや洗面のモザイクタイル。よほどつくり手に腕がなければ、ここまで個性の強い色は使いこなせない。
しかも仕上がってみれば、ごくごく落ち着いた大人のトーンになっている。
その手際の良さには、何とも驚かされる。ステンドグラスの効果
色とりどりのガラスに光が当たることで空間を幻想的に彩るステンドグラス。明治期、日本にもその技法が伝えられ、以来、教会のみならず住宅でも使われ続けている。
たとえばこの住まいの場合、玄関が北側にあるため、少しでも明るくなるよう、玄関ホールとLDとの間仕切りに小窓を開け、そこにステンドグラスをはめ込んでいる。
この小窓が、玄関ホールとLDKのデザイン的なアクセントになるだけでなく、壁をはさんだ二つの部屋の気配がお互いに伝わる効果もある。
カラフルなこの住まいにピッタリの仕掛けなのだ。ゆるやかに領域を仕切ったLDK
対面式キッチンが普及して以来、LDKが一体の間取りが増えてきた。
空間が広々としているのは大いに結構だが、リビングを落ち着きのある空間にするためには、キッチン・ダイニングとの間をゆるやかに仕切る仕掛けがほしいところだ。
そこでこの住まいでは、リビングの床をダイニングより45センチ下げ、またダイニング側に背を向けたかたちでソファを置くことで、リビングを少しだけ「囲われた」空間にしている。
こうすれば、空間に変化と奥行きが生まれるし、何よりリビングの居心地が格段に向上する。
誰だっていつまででも居たくなるに違いない、魅力あふれるリビングだ。インナーバルコニーと室内物干し
家事の中で最も天候に左右されやすいのが、物干し。
梅雨時など、いくら雨が続いても、洗濯物は待ってくれないのだ。
そんなときに役立つのが、この住まいに備えられたインナーバルコニー。屋根が覆ったバルコニーで、少々の雨でも物干しができる。
しかもこの住まいの場合、インナーバルコニーの内側に室内物干しのスペースも用意されているから頼もしい。
暮らしを見つめ続けてきたつくり手ならではのアイデアといえるだろう。