趣味の空間、遊び心のあるデザイン。窓が贈る豊かな日常を慈しむ大町市
STORY
北アルプスの景色に映える
モダンなファサード北アルプスの雄大な山並みを眺める大町市内に、子育てを見すえて理想の住まいを新築したご夫妻。
モダンな片流れ屋根とファサードの四つ窓が、自然豊かなロケーションに映える。外壁は柔らかなグレーの塗り壁で仕上げ、玄関ポーチ部分はスギ羽目板に切り替えて、北欧を思わせる柔らかなツートンカラーに。軒裏にもスギ羽目板を貼り、どの角度からもグレー×木の調和を楽しめる住まいとなった。
広い庭は、愛犬が遊ぶドッグランとしても活躍しそうだ。暮らしを美しく、
快適にする窓の使い方住まいの心地よさを高めているのが、窓のデザイン。自然を近くに感じ、心地よい光と風を届けるのみならず、プライバシーを守り、家族の気配も感じられるよう設計されている。
LDKは視線が気になりにくい東側に大きな窓をレイアウトし、ソファやキッチンから開放的なビューを楽しめる設計に。
ダイニングのワイドな窓は、ちょうど椅子に座ったときに視線が抜ける高さに設計。外からの視線が気にならず、柔らかな光が注ぐ落ち着いた空間を演出する。
吹き抜けがLDK全体に柔らかな光を届け、室内窓越しに寝室にも光と気配を届ける。
道路に面した南側は、2階のみに窓をデザインした。明るい光が差す2階ホールは、SNS用の写真撮影にもぴったりだ。実家との「近居」で叶えた
理想の暮らし購入した敷地は、夫の実家の隣の土地。
ほどよい距離感の「近居」を叶えたご夫妻は、ご両親との時間を大切にしつつ、自分たち家族のプライベートな時間もバランスをとって過ごしている。
互いに視線が気にならないよう、実家がある西側は窓の数を最小限に。玄関とLDKの間にはホールを設け、ガラスドアでLDKと分けることにより、来客時の視線をさりげなくカバーしたり、帰宅時に気持ちを切り替えられるように工夫した。静かな光と
アール壁が印象的なLDK南側を道路に面する敷地条件から、リビングは北西向きにレイアウト。日中は柔らかな光が回り込み、落ち着きある空間に。
LDKに柔らかなアクセントを添えるのが、西側のアール壁。ご主人の趣味空間である土間スペースとLDKをゆるやかに分けるこの壁が、空間にゆったりとした印象をもたらしながら、北側の窓からの穏やかな光や吹き抜けから注ぐ光、夜は照明の光を受けて、美しい陰影と表情を印象的に描き出す。高い断熱性能で
信州の寒さから守る厳しい信州の寒さから守る適切な断熱を施し、さらに太陽熱と光を効率よく取り込むパッシブデザインの設計を採用した住まいは、一年を通して暮らしを心地よく包み込む。
1階は間仕切りの少ない開放的なプランにより、エアコン1台で快適に。
2階は、南向きの窓を設けたファミリースペースがサンルームの役割を果たしている。アウトドアルームで
趣味に没頭スケートボードが趣味のご主人。メンテナンス作業や収納のため、土間仕上げのアウトドアルームを玄関の隣にレイアウトした。
スケートボードや周辺グッズをディスプレイを兼ねて収納できる空間は、おおらかなアール壁が心地よい。一角にはワークスペースを造作し、集中できるスペースに。玄関とドアで区切ることで空間のテイストを切り替えるとともに、趣味に没頭できる空間が完成した。
アウトドアルームは奥のパントリーへの動線も兼ね、買い物から帰宅後にパントリーとキッチンへ直行できる便利な動線を叶えている。