良質に暮らす家安曇野市

構造:木造2階建/敷地面積93.17坪/1階面積:20.41坪/2階面積:11.15坪

STORY

  • 良質に暮らす家

    端正な中に暮らしやすさが見え隠れする

    シンプルな切妻屋根を組み合わせ、端正な外観のたたずまい
    飾り気がなく、それだけに自然素材の温かみが伝わってくるインテリア。
    暮らしやすさをとことん追究した間取り。
    真に良質なものが分かっている工務店と住まい手だからこそできた注文住宅だ。

  • 良質に暮らす家

    食事の場を昼夜で使い分ける

    慌ただしい中でとる朝食と、一日の出来事をゆっくりかみしめる夕食では、自ずと心の持ちようが変わる。
    ならば、それぞれの食事のシーンに適した場のつくり方があっていいはずだ。
    だからこの住まいでは、朝食はキッチンに付属するカウンターで済ませることを想定する一方、夕食は状況に応じたバリエーションを用意している。
    たとえば、リビングでとることもあるし、和室でとることもあるだろう。天気がよければ広々としたウッドデッキに出てもいい。
    このバリエーションの広さが、良質な暮らしをサポートしてくれるのだ。

  • 良質に暮らす家

    窓の役割

    窓には、人や空気の出入り、視線の行き来など、様々な役割があり、一つの窓で全てを担うこともあれば、あえて役割を限定することもある。
    たとえばこの住まいでは、お子さんが巣立った後の暮らしが1階で完結するよう、主寝室が1階の南西側に置かれ、東側の掃き出し窓からリビング南側のウッドデッキに出られる。リビング南側も履き出し窓だから、主寝室とリビングがウッドデッキを介してつながる形だ。
    室内から庭の景色を楽しめると同時に、明るく開放的にし、通風に寄与する。さらには人の出入り口として空間と空間をつなげる。これは窓が持つ役割を全て担った例といえよう。
    一方、吹き抜けに面した採光窓はFIXにすることで、枠回りのディテールをすっきりさせ、景色をきれいに切り取るピクチャーウィンドウになっている。
    デザインとは、ビジュアルと機能が密接に結びついたものであることが、窓ひとつをとってもよく分かるのだ。

  • 良質に暮らす家

    お財布にも人にもやさしいオール電化+自家発電

    給湯や空調といった設備機器の進化はめまぐるしく、なかでもエアコンに用いられていたヒートポンプ技術を給湯に応用したエコキュートの出現は、かなり画期的で、オール電化の効果が大幅に向上した。
    この住まいもエコキュートをはじめとするオール電化によりランニングコストを削減し、さらには太陽光発電を導入することで、停電時の不安も取り除いている。
    安心の節電技術は、お財布にも人にもやさしい。

  • 良質に暮らす家

    かしこい収納の使い方

    収納は、しまう物の種類と出し入れの頻度によって形状が変わってくる。
    たとえば食器の棚は頻繁に開けるから台所のそばにあるが、改まった場面でしか使わないものは、やや奥まった納戸にしまうことになる。
    衣服も同様で、冬ものや夏ものを、オフシーズンの間、ずっとしまっておく場所が必要になる。
    だからこの住まいは、各寝室のクローゼットとは別に3畳ほどのクローゼット兼納戸を2階に用意。
    季節ごとの衣服や、鯉のぼりのように特定の時期しか使わないものをしまっておくのだ。
    季節の切り替えとともにしまうものも切り替えられる、かしこい収納。
    この住まいの懐の深さがうかがい知れるというものだ。

ホーム > 建築事例 > 木曽の雄大な自然に寄り添う 室内外が一体となった暮らしを紡ぐ住まい