「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし千曲市

構造:木造2階建/敷地面積:84.03坪/1階面積:19.04坪/2階面積:11.90坪

STORY

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    和の落ち着きをたたえた
    ファサード

    イメージしたのは、洗練された和の空間。
    その感性が表れた外観は、表情豊かなグレーの塗り壁材にスギの縦格子がアクセントを添え、ガルバリウム鋼板の屋根がモダンな印象を与える。

    アプローチに植えた植物との鮮やかなコントラストが、和の情緒を漂わせる。毎日眺めるファサードの美しさは、住まう喜びを高めてくれるだろう。

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    和とモダンが溶け合う
    インテリア

    インテリアは、和とモダンが溶け合った落ち着きあるデザイン。

    端正な障子戸が印象的なリビングは、無垢材フローリングと珪藻土壁紙でシンプルかつモダンなしつらえに。
    面材に無垢材を使ったオープンスタイルのキッチンが、柔らかさを添える。伸びやかな吹き抜けのダイニングに対してリビングは天井高2.2mと重心を低く抑え、旅館のようにくつろげる和の空間を演出した。

    伝統的な住宅を思わせる素材使いと使いやすい機能を兼ね備えた住まいは、どこか懐かしい感覚を呼び覚ましてくれる。

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    適材適所の造作家具で
    暮らしやすく

    インテリアの統一感を高めるのが、随所にデザインされた造作家具の存在だ。

    水平ラインを強調したリビングのテレビボードは、重心を抑えた空間を引き立てる。洗面カウンターは、洗面器のフォルムを際立たせるシンプルなデザインに。
    2階の吹き抜けに面したカウンターデスクや畳敷きライブラリーのカウンターが、心地よい居場所を生み出している。

    サイズや素材感がフィットする造作家具が美しいインテリアを作るとともに、コストカットにも貢献してくれる。

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    快適な動線とメリハリある
    プランニング

    1階はゆったりとしたLDKと水まわり、家族の衣類を収納できる広いウォークインクローゼットをレイアウト。
    2階は主寝室と子ども部屋、畳敷きのライブラリーを配置して、くつろぎの空間とした。

    ウォークインクローゼットは、ランドリールームを兼ねた洗面脱衣室の近くに。
    入浴後の身支度や、洗濯を終えた衣類をしまう流れがスムーズな動線計画だ。
    さらに階段とも近いため、寝室との行き来もしやすいのがうれしいところ。

    キッチン奥にコンパクトなパントリー、1階ホールや階段下にはマルチ収納を設けるなど、収納を十分に用意することで見せたくないものを隠し、オープンな空間をすっきりと保つことができる。

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    コンパクトな畳スペースで
    心おきなく読書を

    2階の一角には畳敷きのライブラリースペース。

    ごろりと寝転がったり座布団に座ったり、愛するマンガの世界に浸れる空間だ。吹き抜けに面しているため、個室のようでいて他の空間ともつながった感覚が心地よい。

    南側にはカーテン不要のスリット窓。吹き抜けからの光も相まって、穏やかな光が心地よい趣味空間になった。

  • 「和の家」を現代的にリ・デザイン 低重心リビングで叶えた落ち着きある暮らし

    高断熱と独自冷暖房システムで
    心身ともに健やかな暮らし

    断熱性と気密性を高めた住まいは、熱が外に逃げる程度を示す「UA値」が0.39と、北海道地域の基準を超える性能を誇る。

    サンプロ独自のシステム「Airflow+FAN」により、少ないエネルギーの冷暖房で快適さが保たれる暮らしは、環境にも経済的にも負荷が小さい。
    効率的な床下エアコンが冬は建物を基礎から温め、熱分配ダクトファンで2階まで循環させるため、家全体がエアコン1台で暖かに。
    全熱交換型24時間換気システムにより、温度と湿度を保ちながら換気を行う。
    屋根には太陽光発電パネルを設置し、ゼロエネ住宅を目指す。

ホーム > 建築事例 > 光あふれる白×ウッドのホテルライクなインテリア 庭を眺めて暮らす喜び