Cafeのようなキッチンのある家諏訪郡
STORY
日々の暮らしが楽しくなる
何より「可愛らしい」という言葉が似合う家だ。
キッチンからのびるカウンターの側面にあしらった、市松模様のモザイクタイル。
白い壁天井と、化粧梁、そして無垢板フローリングのナチュラルなコントラスト。
部屋と収納スペースの境界をやわらかく仕切る、アーチを描いた下がり壁。
これらが醸し出す雰囲気が、日々の暮らしを楽しいものにしてくれる。キッチン脇のカウンターテーブルに家族が集うカフェスタイル
まず目にとまるのがキッチンまわり。
対面式キッチンの脇にタイル張りのカウンターテーブルが取り付けられている。
実はこれ、ただ可愛らしいだけではない、大変なすぐれものだ。
というのも、ダイニングの場所が省けることに加え、料理から食事への流れがとてもスムーズ。
カフェのマスターがコーヒーを置くように、つくりたての料理をすぐ配膳できる。
この手軽さが、慌ただしい朝食時、とてつもない威力を発揮することだろう。子どもたちの「基地」スキップフロア
折り返し階段の踊り場脇にある2畳半ほどのささやかなスキップフロア。
床に肌触りのいい和紙表の畳を敷き、上部の格子窓から明るい光が射す、実に気持ちいい場所だ。
ここは現在、子どもたちの遊び場兼勉強コーナーになっている。
親にとってはキッチンからも気配が伝わるから安心だし、子どもにとっては2畳半という広さが身の丈にピッタリのサイズ。
誰しも子ども時代にあこがれた「基地」スペースなのだ。
大人になった今でも十分うらやましい。実は便利な 2階の浴室
戸建て住宅の浴室は1階にあるのが当たり前だと、私たちは思いこんでいる。
しかし寝室が2階にある生活パターンを考えれば、実は浴室も2階にある方が、自然なのかも。
といったわけで、この家の浴室は2階にある。
入浴後はそのまま寝室に直行できるから湯冷めしないし、お昼間、洗い終わった洗濯物も、すぐ目の前の2階バルコニーで干すことができる。
このようなアイデアの柔軟さは、注文住宅でなければ適わないだろう。家族の気配を感じながら自分の時間~造り付けカウンター
この家の大きな特徴は、造り付けカウンターをいくつも用意しているところだ。
キッチンのカウンターをはじめ、スキップフロアや1階の階段脇、2階廊下にもついている。
1階階段脇はパソコンスペース。2階廊下は奥さまのリクエストでミシンの場所。
これだけ用意されていれば、個室に閉じこもらず、家族全員がお互いの気配を感じながら自分の時間をつくれる。
あたたかな家族の関係をさりげなくサポートしてくれる、実に心にくい演出なのだ。