ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢松本市

構造:木造2階建/敷地面積:69.27坪/1階面積:25.55坪/2階面積:13.03坪

STORY

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    モダンで美しい
    ファサードデザイン

    2方向を交通量の多い道路に挟まれた、角地に位置する住まい。

    L字型のプランと東側に設けた壁によって隣家と道路からの視線を遮り、家族のプライバシーを守っている。
    外壁にはベージュの塗り壁を採用し、落ち着いた雰囲気に。

    シンボルツリーのアオダモの緑をさわやかに引き立てる。
    道路から見える北側は、ベージュの塗り壁+スギ材のツートンカラーで美しいファサードを構成。

    スクエア型の4つの窓が、デザインのアクセントだ。
    壁と軒天には温もりあるスギ材を合わせて、シンプルモダンなデザインに仕上げた。

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    野外上映を可能にする
    “シアターデッキ”

    アウトドア遊びが大好きなご家族。
    自宅でも外空間を楽しみたいと、住まいの中心に約20㎡の広いデッキテラスを計画した。
    この場所は、野外で映画鑑賞を楽しむための“シアターデッキ”。

    白い壁面にポータブル型ホームシアターで映像を投影し、迫力の映像と音響を楽しむしつらえだ。
    自宅にいながら、グランピング感覚でくつろげる極上空間。

    深い軒が日差しや雨から守ってくれるため、室内の延長のように過ごせる。
    リビングとデッキの間は幅2.3mの大開口でつなぎ、視線を通して一体感を演出した。

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    ほどよい距離を保つ
    2世帯プラン

    ご夫婦とお母様の3人で暮らすご家族。
    互いに気を遣いすぎず暮らせるよう、ご夫婦の生活ゾーンとお母様の生活ゾーンがほどよい距離感を保てるプランを目指した。

    1階西側に親世帯のダイニングキッチンと寝室、東側に子世帯のLDKをレイアウト。
    その間に共有の水回りを配し、生活動線を緩やかに分けている。

    玄関は共有としながら、親世帯側にもミニ玄関を配置。
    朝や夜も、自分たちのペースで気兼ねなく暮らせる動線を実現した。

    住まい中心のデッキは、2世帯両方がアクセスできる共有リビングのような空間。
    家族みんなで野外シアターやBBQを楽しめるのが、嬉しいポイントだ。

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    スマートな家事動線で
    ストレス軽減

    家事がスムーズに進むスマートな家事動線も魅力だ。

    洗濯は「室内干し派」のご夫妻。
    脱衣室隣のランドリールームに設置したガス乾燥機で衣類やタオルをふんわりスピーディーに仕上げ、乾いた洗濯物は隣接するファミリークローゼットに収納。
    洗濯から収納まで最短距離で完了する便利なプランだ。

    さらにファミリークローゼットからキッチン、ダイニングまで行き止まりなくつながる回遊動線によって、家事効率がぐんとアップする。
    オーダーキッチンは、広いステンレスのシンクにビルトイン食洗機などこだわりをぎゅっと凝縮し、使いやすさ満点に。

    収納量もたっぷり確保し、見せたくないものを隠せるパントリーも完備して、オープンキッチンをすっきり美しく保っている。

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    和モダンテイストが
    インテリアのスパイス

    木の表情を生かしたシンプルなインテリア。

    空間のアクセントになるのが、和を思わせる縦格子のデザインだ。
    エントランスのシューズクロークの引き戸は、縦格子で光や視線を通すデザインに。
    機能的なだけでなく、住まいの顔として存在感を放っている。

    LDKの階段の脇にはスギ材の縦格子を配置し、ゆるやかに視線を遮るパーテーションとした。
    洗練された和モダンのテイストが、インテリアのスパイスとなっている。

  • ほどよい距離を保つ、機能的な二世帯住宅 野外で映画を楽しむ“シアターデッキ”が自慢

    自然エネルギーを活用して
    快適に過ごすパッシブ設計

    太陽や風などの自然の力を生かして室内の温熱環境を快適に保つ、パッシブ設計を実践した住まい。
    デッキにかけた深い軒は、真冬でもリビング奥まで日射を届けて室内を暖め、真夏はほどよく日差しをカットして暑さから住まいを守る。

    さらに床下エアコンによる冷暖房を組み合わせ、室内を快適に保つ。
    冬の寒さがつらい脱衣室に床下エアコンを設置して足元から暖め、浴室まで温もりで包んだ。

    基礎断熱によって床下が効率良く暖まり、ダクトファンを介して住まい全体が心地よい温度に保たれる。
    設備はエアコン1台のみのため、メンテナンスの手間や費用を抑えられる点もメリットだ。

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